アカウンティング&ミュージック 2024年邦楽再発・再編集等ベスト。サディスティック・ミカ・バンド(Sadistic Mika Band)「PERFECT! MENU 」
■サディスティック・ミカ・バンド(Sadistic Mika Band)「PERFECT! MENU 」(2024年)
私もささやかながらクラウド・ファンディングによる寄付をさせていただいた「トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代」(2024年)の公開に合わせて企画されたオリジナル・アルバム4作品とライブ・アルバム2作品等が納められた決定版的ボックス・セット。
加藤和彦に中学時代から大学時代にかけて憧れた私の一番の目当ては、「サディスティック・ミカ・バンド ライヴ・イン・ロンドン」(1976年)のアビイ・ロード・スタジオのマイルス・ショーウェル(Miles Showell)による2024年リマスター音源。
今、聴くと、フェンダー・ローズが気持ちよく、クラビネットのリズムもタイト、実はサウンドの要は今井裕だったのだと再認識。
なぜか加藤和彦の生前は再結成にも呼ばれず冷遇と感じざるを得ない扱いでしたが(髙橋ユキヒロも再結成時に今井裕を呼んでも良かった言っていたはず)、映画でもインタビューが収録されるなど、その復権はうれしい限りです。
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コメント
お久しぶりです。今井裕の件、僕の最近の音楽仲間の間でも不思議がられます。ご損じかもしれませんが、『高橋幸宏: 音楽粋人の全貌 (KAWADEムック) 』だったかに、今井裕がインタビュー受けていて、幸宏話し中心だったと思いますが、ミカバンドや加藤和彦についても触れていました。幸宏とは近かったということなんでしょうね。
投稿: 森末 | 2025年1月16日 (木) 14時53分
森末さん
大変ご無沙汰しております。
ブログをご覧いただいた上に、コメントありがとうございます。
『MUSIC STEADY』初代編集長の以下のブログによると、
https://ameblo.jp/letsgosteady/entry-12880385728.html
2024年は活発に活動し、12月26日(木)は東京・祐天寺「FJ's」で、今井裕の55周年記念ソロ・ピアノライブ「Too Obvous?!」というイベントもあり、
今井裕の再評価が高まっているようです。
また、
同ブログでは、2018年には今井裕のインタビューも掲載され、
https://ameblo.jp/letsgosteady/entry-12401963996.html
ミカバンドやサディスティックスについても語られており、
論理的な内容で、今聞くと構築的に感じるサウンド部分は彼が支えていたように思いました。
「シティ・ポップ」や「ジャズ・フュージョン」こそが「クール」な今の状況は、
約50~45年前の、「クロス・オーバー」、「ジャズ・フュージョン」で燃え上がったと思ったら、
すぐに「ニュー・ウェーブ」でなければ「ダサイ」に切り替わったあの頃の私たちからは想像できないでしょう。
私も最近は、ジャズ的な音の積み方がない音楽は受け入れにくくなっており、
そのような中で、今井裕の音の積み方は、すごく気持ちよく感じます。
>森末さん
>
>お久しぶりです。今井裕の件、僕の最近の音楽仲間の間でも不思議がられます。ご損じかもしれませんが、『高橋幸宏: 音楽粋人の全貌 (KAWADEムック) 』だったかに、今井裕がインタビュー受けていて、幸宏話し中心だったと思いますが、ミカバンドや加藤和彦についても触れていました。幸宏とは近かったということなんでしょうね。
投稿: アカウンティング&ミュージック | 2025年1月18日 (土) 23時53分