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2024年1月

アカウンティング&ミュージック 2023年邦楽ベスト3。第3位:大貫妙子(Taeko Onuki)「Taeko Onuki Concert 2022(タエコ・オオヌキ・コンサート 2022)」

Taeko-onuki-concert-2022 ■第3位:大貫妙子(Taeko Onuki)「Taeko Onuki Concert 2022(タエコ・オオヌキ・コンサート 2022)」

 萩原健太のFMで聴いて、あまりの素晴らしさに選出。

 小倉博和(Guitar)、鈴木正人(Bass)、沼澤尚(Drums)、林立夫(Drums)、フェビアン・レザ・パネ(Piano)、森俊之(Keyboard)、網守将平(Keyboard)のメンバーによる演奏に加え、坂本龍一がそのデータ制作に加わったらしいオリジナル・マルチデータをシーケンサーで連動させたらしい楽器音が実に美しい。

 特に「ピーターラビットとわたし」のいかにも坂本龍一のプロフェット5の音色が泣けます。

 
大貫妙子の歌も、演奏に負けずに実に安定しており、びっくりしました。

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アカウンティング&ミュージック 2023年邦楽ベスト3。第2位:くるり(Quruli)「感覚は道標(Driven By Impulse)」

Driven-by-impulse 第2位:くるり(Quruli)「感覚は道標(Driven By Impulse)」

 オリジナルメンバーのドラム、森信行を迎えての懐古的なアルバムかと初めは思いましたが、「Philharmonic or die」、「THE PIER」に匹敵する名盤ですね。
 制作の様子を追いかけたドキュメンタリー映画「くるりのえいが」を見てのとおり、ゆるい雰囲気で作られているのですが、それが故に、曲作りの良さ、演奏の上手さ、くるりのバンドとしての実力のすごさがよくわかります。
 アルバム発売ツアーで、森信行とともにドラマーとして参加していたクリフ・アーモンド(Cliff Almond)を初めて生で見て、そのグルーヴ

に鳥肌が立ちましたが、このアルバムには彼は参加しておらず、だれがドラマーでも極上のグルーヴを紡げるのが今のくるり。

 岸田繁のリズム・ギターに目が行きがちですが、日本のウィリー・ウィークス(Willie Weeks)の域に達した佐藤征史のベースこそがくるりのドラマーを選ばないグルーヴの良さの源泉だとだんだんわかってきました。

 配信先行シングル「In Your Life」の歌詞ではないですが、実は日本のスティーリー・ダンは、キリンジではなく彼らではないかと思わせるくるり、今後の活躍に期待させていただきます。

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アカウンティング&ミュージック 2023年邦楽ベスト3。第1位:椎名林檎(Ringo Sheena)「椎名林檎と彼奴等と知る諸行無常(Sheena Ringo & The Others Know:Impermanence)」

Sheena-ringo-the-others-knoimpermanence■第1位:椎名林檎(Ringo Shiina)「椎名林檎と彼奴等と知る諸行無常(Sheena Ringo & The Others Know:Impermanence)」(2023年)。

 初日川口公演、国際フォーラム2公演、wowow放送、映画館と何度も見た上に、Spotify公開プレイリストを愛聴するなど、2023年の最大のお気に入り。

 ジャズ・フュージョンとニュー・ウェーブが交錯した1978年~1984年に高校・大学の青春時代を過ごした私の感覚に近年最もピッタリときているのが、職人芸的アンサンブルとビジュアルにこだわったエッジの効いた表現とを両立させる椎名林檎。

 東京事変結成後は、ソロでは決して同じ楽器編成のライブをしない彼女が選んだのは、林正樹(piano)、佐藤芳明(accordion/keyboards)、名越由貴夫(guitar)、鳥越啓介(bass)、石若駿(drums)からなるMANGAPHONICSで、「ちょっとしたレコ発2014」(2014年)の編成+ギターの小編成。

 オーケストラから弾き語りまで何でも来いの彼女は、そのアンサンブルの巧みさが最大の強みだと思いますが、歌の上手さや編曲の巧みさが浮き彫りになった今回の編成は当初の予想以上に気に入りました。

 くるりも確保に困る超売れっ子、石若駿を呼んだ甲斐があった、「命の息吹き」が私の2023年のベスト・ナンバー。

 「リオ五輪閉会式フラッグハンドオーバーセレモニー」での君が代編曲依頼が「ありがた迷惑」だったのではないかと心配していた、グローバル基準の音楽家、三宅純(Jun MIyake)に、国際フォーラム公演を見た後のツッターで「異次元体験」と最大級の誉め言葉をもらえたのもうれしい限り。

 紅白歌合戦も、TikTok囃子のような音楽があふれる中、楽器音の美しさでの勝負、見事でした。

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アカウンティング&ミュージック 2023年洋楽ベスト3。第3位:ピーター・ガブリエル(Peter Gabriel)「i/o (アイ/オー)」

Io ■第3位:ピーター・ガブリエル(Peter Gabriel)「i/o (アイ/オー)」(2023年)

 ジェネシスから含めて50年以上大好き、ピーター・ガブリエル(Peter Gabriel)の新録スタジオ・アルバムとしては約22年ぶりとなる新作アルバム。
 先行して配信されていったシングルを聴いた時点ではどうかなぁと思いましたが、アルバムとして聴いてみると圧巻の完成度、加齢臭を全く感じさせないグルーヴ感が素晴らしい。

 73歳にしてこの創作意欲、脱帽です。

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アカウンティング&ミュージック 2023年洋楽ベスト3。第2位:スフィアン・スティーヴンス(Sufjan Stevens)「Javelin (ジャヴェリン)」

Javelin■第2位:スフィアン・スティーヴンス(Sufjan Stevens)「Javelin (ジャヴェリン)」(2023年)

 美しいメロディー、豊かなハーモニー、多彩なアンサンブル、そして癒しの歌声と、全部大好き、スフィアン・スティーヴンス(Sufjan Stevens)の3年ぶりのヴォーカル入りのソロ・アルバム
 公表されたように、ギラン・バレー症候群で現在闘病中であることも影響しているのか、ただただ、美しい作品。

 心が浄化されます。
  

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アカウンティング&ミュージック 2023年洋楽ベスト3。第1位:ノウワー(KNOWER)「KNOWER FOREVER (ノウワー・フォーレバー)」

Knower-forever

■第1位:ノウワー(KNOWER)「KNOWER FOREVER (ノウワー・フォーレバー)」(2023年)

 今をときめくLAジャズ・シーンの中では、一番ポツプなシンガーソングライターでもあるドラマー、ルイス・コール(Louis Cole) のユニット、ノウワー(KNOWER)の7年ぶりの新作。
 ルイス・コールのドラムは、段ボールをたたいているかのようなボコボコしたチューニング、手数の多さなど、髙橋ユキヒロ好きの私にしてみれば、好みとは真逆のドラマーですが、そのストレンジなハーモニーと一体として聞くと不気味に気持ちがいい。

 ハーモニーが希薄に感じる現在の音楽シーンで、期待に応えてくれる頼もしい男です。 

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元旦日本経済新聞一面。「昭和99年 ニッポン反転(1)解き放て」

 元旦の日本経済新聞の今年の一面は、「昭和99年 ニッポン反転(1)解き放て」。

 2024年はなんと昭和99年、日本は停滞から抜け出す好機にあり、物価と賃金が上がれば、凝り固まった社会は動き出すので、時代に合わなくなった日本を世界第2位の経済大国に成長させた「古き良き」 昭和のシステムから解き放ち、作り変え、経済の若返りに向け反転せよ、世界に出よう、野心をもとう等のエール。

 当事務所でも、国税税務、株式公開に関するお手伝いの機会が出てきております。

 ささやかではありますが、貢献して行きたいと思います。 

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