元旦日本経済新聞1面。「リアルの逆襲 空恐ろしさを豊かさに 常識超え新しい世界へ 」
本年もよろしくお願い申し上げます。
毎年、楽しみにしている元旦の日本経済新聞1面、今年(2014年1月1日)の見出しは。「リアルの逆襲 空恐ろしさを豊かさに 常識超え新しい世界へ 」でした。
詳しくは同記事をご覧いただきたいと思いますが、「速すぎる科学や技術の進歩に一線を越えたような空恐ろしさを感じることはないだろうか。これまでの常識を覆し、新たな秩序を築く過程では抵抗や反発も避けられない。豊かな未来。それは「リアルの逆襲」を乗り越えた先にある。」というのが書き出し。
どうも、加速する技術の進歩に感じる直観的な空恐ろしさ、リアルの逆襲を克服して豊かな未来を手に入れるべきというかなり挑戦的な提言なように思えます。
ただし、公認会計士・税理士と言う、ある意味でリスクの対策の専門家の立場からすると、一線を越えたような空恐ろしさを感じる選択は、企業経営でも個人生活でもやるべきではないというのが身に着いた鉄則。
第3面の米ハーバード経営大学院 クリステンセン教授の「日本の大企業が新たな成長の機会をつくるには、シンプルで誰もが買える製品を開発するという原点に立ち戻るべきだ。」という主張は、我々中小企業でも当てはまると思います。
しかし、リアルの逆襲を克服して豊かな未来を手に入れるまでして、革新を起こす必要が本当にあるのですか、やはりリアルの逆襲は避けることは当然というのが中小企業経営に関与する、言い換えるならば普通に生きている私の正直な本音。
今後の展開を読む前に判断するのは恐縮ですが、今年(2014年1月1日)の元旦日本経済新聞1面の見出し自体に、空恐ろしさを感じました。
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