「アカウンティング&ミュージック 2013年洋楽ベスト5(Accounting&Music 2013 Inport music Best 5)」。ヴァン・ダイク・パークス(Van Dyke Parks)「ソングス・サイクルド(Songs Cycled)」
まず驚くのが、ブック・レットとして内包されたシングル盤のアート・ワーク。
本盤の解説に掲載された小倉エージによるインタビュー(ロング・ヴァージョンが「レコード・コレクターズ 2013年 06月号」に収録)によると、「ダウンロードしただけでは知ることなんか出来ない”視覚”と”聴覚”の共生」と自ら語る力作。
さらに驚くのが、シングル盤にはなかったらしい本人による全曲解説。
「今日のアーティストにとって大切なのは、人間が地球と新たな関係にあることだ。エンターテイメントを通じてそれについてそっと触れるのでも、拳を振り上げるのでも、どういう形でも構わない。」と自ら語る、コンセプトや歌詞についてのなかなか読み切れないものすごい量の「熱弁」。
そして極めつけが、音楽の今までにない聴きやすさ。
「今回の新作での私の曲は、これまで以上に良い曲だと私自身思えるしそう信じている。以前よりも焦点が絞られていて、聴きやすく、理解しやすい。 自分のことにとらわれすぎず自分以外のことにも関心を持ち、成熟していると思う。曲を彩る歌詞も前よりも明解で完壁だ」と自ら的確に自己分析する聴きやすさ。
・You Tube上の「Van Dyke Parks - "Songs Cycled" Album Stream」と称する動画集。
http://www.youtube.com/watch?v=qmZ-X5Aq6gs&list=PL0VuhF57ZVxb1HTRIihZOu4PO36XkT7Cu
鬼才、ヴァン・ダイク・パークス(Van Dyke Parks)、まだまだ期待できそうです。
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