本人が何と言おうと最高傑作「サラヴァ」からの2曲!高橋幸宏(Yukihiro Takahashi)「One Fine Night ~60th Anniversary Live~」
高橋幸宏(ユキヒロ)(Yukihiro Takahashi)「One Fine Night ~60th Anniversary Live~」(2013年6月)。
還暦記念ライブ、2012年12月22日、東京Bunkamuraオーチャードホールにて行われた「高橋幸宏 60th Anniversary Live」の映像作品。
私の注目は、本人が何と言おうと最高傑作「サラヴァ!(Saravah!)」(1978年)からの2曲、「SUNSET(サンセット)」、「SARAVAH!(サラヴァ!)」です。
還暦を迎え、今までの音楽人生の総括モードに入った高橋幸宏(ユキヒロ)(Yukihiro Takahashi)は、「心に訊く音楽、心に効く音楽 私的名曲ガイドブック 」(2013年12月)という書籍も刊行。
本書の中でも、「サラヴァ!(Saravah!)」(1978年)についての言及がありますが、「誰も気が付かなかったと思いますが」と前置きし、当時よく聴いていたスティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)「キー・オブ・ライフ(Songs in the Key of Life)」(1976年)の影響があるとしています。
そして、「SUNSET(サンセット)」が「キー・オブ・ライフ(Songs in the Key of Life)」のどの曲に影響を受けたか探してみて下さいと謎かけ。
今回、挑戦してみましたが、意外と難しく、私の見立ては、DISC1の7曲目「孤独という名の恋人(Knocks Me Off My Feet )」。
・You Tube上のスティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)「孤独という名の恋人(Knocks Me Off My Feet )」のライヴ映像。
http://www.youtube.com/watch?v=RbSZeijqLTc
出だしのメロディーの感じと、ハイハットとリムショットの組み合わせのリズムの感じがそれとなく似ています。
しかし、かなり咀嚼しており、他のアーティストが受ける「影響」とは大違いなところがさすが。
「キー・オブ・ライフ(Songs in the Key of Life)」の影響は、紙ジャケ・リマスタリング盤(2005年)の田中雄二(Yuji Tanaka)による本人インタビューでも語られておらず、クロス・オヴァー・ブームとパンク・ニュー・ウェーヴ・ブームが交錯した1978年、日本音楽界の生んだ芳醇なる味わいを裏付ける貴重な事実ですね。
「サラヴァ!(Saravah!)」から以外の曲に関しても、CDにすると3枚組という大作ライヴ盤ですが飽きさせることがなく、高橋幸宏(ユキヒロ)(Yukihiro Takahashi)という音楽家がいかに才能が豊かであり、かつそのことが今でも現役であることがよくわかります。
高橋幸宏(ユキヒロ)(Yukihiro Takahashi)の枯れない才能、今後も期待させていただきます。
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