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「DAYDREAM TRACKS」のリマスター音源、最高です。PINK(ピンク)「PINK BOX」

H250526_pink_box PINK(ピンク)「PINK BOX」(2013年5月)。

 遂に出た、PINK(ピンク)のオリジナル・フル・アルバム5枚、リミックス・アルバム1枚、ミニ・アルバム1枚に、未発表音源を追加した、新リマスタリング音源による集大成的紙ジャケット7枚組BOX。
 

 以前に当ブログでも触れたとおり、やはり私にとってのPINK(ピンク)は、デビュー前のライヴであり、カセットの「ZEAN ZEAN #0」であり、CDで手に入る音源としては「DAYDREAM TRACKS」 。

 「DAYDREAM TRACKS」のリマスター音源、期待度通り最高です。

 「ゴールデン☆ベスト ULTIMATE」(2011年9月)の各メンバーによる解説も面白かったですが、「PINK BOX」(2013年5月)には、メンバーではホッピー神山(HOPPY KAMIYAMA)のみによる長文の解説が掲載され、今まで知らなかった事実がいろいろと判明。

H250526_difford_tilbrook 個人的に知らなかった豆な情報としては、PINK(ピンク)の初期のニュー・ロマンティックス(New Romantics)風衣装は、「CROLLA」のものだったとのこと。

 「CROLLA」は、ロンドンのデザイナー、スコット・クローラ(Scott Crolla)による、悪趣味と上品の紙一重さで当時旬だったブランドで、日本でも骨董通りにかなり小さなショップがあった記憶が。

 スクィーズ(Squeeze)のフロント2人のプロジェクト、ディフォード&ティルブルック(Difford & Tilbrook)の唯一のアルバムにして傑作「ディフォード&ティルブルック(Difford & Tilbrook)」(1984年)のジャケット写真のクリス・ディフォード(Chris Difford)の衣装も「CROLLA」です。

 ただし、ホッピー神山(HOPPY KAMIYAMA)のみによる長文の解説で、渋谷ヒデヒロ(Hidehiro Shibuya)がおピンク兄弟に参加するためにショコラータ(Cioccolata)を辞めたとの記述がありますが、おピンク兄弟とショコラータ(Cioccolata)は一時並行し、PINK(ピンク)としてメジャー・デビューする段階になって、それぞれのメンバーが他のバンドを辞めることになったという経緯だったはずです。

 おかげで、近田春夫(Haruo Chikada)も、ヴィブラトーンズ(Vibra-Tones)を解散せざるを得なくなりかなり落胆したと聞きました。

 以前に当ブログでも言及した初期のライヴ音源のボーナス・トラックですが、Disc7の8曲目に「日蝕譚-Solar Eclipse」が収録されましたが、デビュー前の初期のライヴ音源をぜひとも収録してほしかったところ。

・Youtube上の、「PINK BOX」未収録のおピンク兄弟名義の1983年1月15日の目黒鹿鳴館でのライヴ音源。

 http://www.youtube.com/watch?v=jiO_UIXtmBw

 http://www.youtube.com/watch?v=1QdjvCv7hvo

 こんな貴重な音源もあるようですからね。

 「DAYDREAM TRACKS」に近い、躍動感あふれるファンキーでカッコ良いデビュー前の初期のライヴ音源のCD化をぜひとも期待させていただきます。

 なお、「PINK BOX」、Disc Unionで購入するとPINKの未発表DEMO曲「8回だったらピース」を収録したプレスCDを先着でもらえるようですので、ご希望の方はamazonでなくそちらでご注文を。

 http://diskunion.net/jp/ct/detail/XAT-1245581491

 

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音楽等(やや通向)」カテゴリの記事

コメント

さすが、しっかり押さえられてますね。disk7の内容を様子見してましたが、結局メジャー以前の音源はほぼ見送られた形なので、私は今も躊躇したままです。

考えれば、メジャーデビューの前後で音の方向性に少なからぬ変化がある場合、それを並べたら、「何故こうだったものをこうした?」ってことにもなって収まり悪いといいますか。メジャー主導の企画じゃやはり難しそうですね。

単独企画のピンク前史をどこかが出すのを待つよりないか。いや、とんでもないものが発掘&リリースされるご時世ですから、決して絵空事では…。

ところであのニューロマ〜近未来テイストの衣装といえば。当時、メジャー展開するピンクについて師匠筋としてコメントを求められた近田春夫が、「(ついでにいうけど)あのカッコだけはやめてくれ、似合わねぇから(笑)」と言っていて。

それって、メジャー以前を知る者にしたら、音についての(けっこう核心をついた)話ともいえるよなぁ、と。

投稿: MYB | 2013年5月27日 (月) 22時31分

MYBさん、コメントありがとうございます。
近田春夫のその発言記憶があります。
ホッピー神山もそれを記憶していたのか、「似合う、似合わないを別としてだが・・・。」と解説に書いています。

「CROLLA」は、当時、現ユナイテッドアローズ取締役会長の重松理がBEAMSでVALOR(バロール)という影響を受けたブランドを起こすなど実は割とスノッブなブランドでした。
もしかすると、音楽の道に進まなければ文化服装学院に入り服飾デザイナーを本気で目指そうとしていた渋谷ヒデヒロの影響があったのかもしれません。

PINK(ピンク)の場合、メンバーの性格からいってカーネーション直枝政広のような「物持ちの良さ」が感じられないのでお宝音源は難しいかもしれません。

ギター逆井オサム期でありますが、下記のYou Tube上のライヴ映像が、初期の一番カッコいいピンクのライヴの雰囲気に近いですね。
http://www.youtube.com/watch?v=9_uq4bDjhUI
http://www.youtube.com/watch?v=kvtQHArTszg

投稿: Accounting&Music | 2013年5月28日 (火) 01時04分

アレンジから鹿鳴館と同時期と思われる、ショコラータと共演したLIVEINNの音源がありまして、渋谷さんのギターがものすごくソリッドでかっこいいです。同じ三人でふたバンド出てましたから、デビュー前後に掛け持ちをしていたのは確かですね。ちなみにショコラータのゲストはミュートの小玉さんでした。

投稿: 森末 | 2013年5月29日 (水) 08時16分

森末さん、コメントありがとうございます。
渋谷と、MUTE BEAT(ミュート・ビート)のトランペット、小玉和文(こだま和文、Kazufumi Kodama)は、当時Melon(メロン)のメンバーでしたね。
ストイックな小玉和文を、渋谷はすごく尊敬していて、もらったトランペットを大事にしていたと聞いています。
たぶん、ピンク(Pink)のメジャー・デビューにあたり、渋谷はMelon(メロン)も辞めることになったと思います。
渋谷と小玉和文在籍時のMelon(メロン)音源は、「ピテカントロプスの逆襲」(1983年)がありますが、今回検索してみて知りましたが、「full grown ~御挨拶 メロン完熟」(2005年)という企画盤にも別音源が3曲収録されていますね。
LIVEINNのような1983年から1984年あたりのライヴ音源をぜひCD化してほしかったところです。

投稿: | 2013年6月 1日 (土) 16時48分

「ピテカントロプスの逆襲」。昔、レンタルで借りてテープで持っていたのですが、その後CDも買いました。渋谷さんらしいカッティングがかっこいいですよね。メロンはあの頃がいちばん好きです。小玉さんは先日TOMATOSの松竹谷キヨシさんの奥さんの葬儀でお見かけしました。最近はストイックさより、ダークさ(ちょっと意味不明ですかね。語彙不足おゆるしを)が強調されていました。

投稿: 森末 | 2013年6月 3日 (月) 17時45分

森末さん、コメントありがとうございます。
「ピテカントロプスの逆襲」(1983年)は、音楽が少ないのが残念で、聴きどころは2曲目?「DO THE PITHECAN HAPPY AGE 」。
この曲のスタジオ・バージョンが 、「full grown ~御挨拶 メロン完熟」(2005年)に収録されています(ライヴの方が良いですが)。
先日、1984年12月3日の渋谷LIVE-INNの音源を聴く機会があったのですが、「青い羊の夢」が最高。渋谷のカッティングがキレキレで、PINKはライヴもEPIC時代が最高ではないかと思います。
裸のラリーズのようにオーディエンス音源のライヴ盤でもいいので期待したいところです。
「PINK BOX」を繰り返し聴いて感じるのは、スタジオ録音では、当時本人たちがあまり好きででなかった「砂の雫」や「Private Story」のニューウェーヴ歌謡路線が実は魅力的なこと。
ホッピー神山のライナーでもし米米クラブがアルファに決まっていたらという話がありましたが、PINKがEPICで壁を乗り越えられていればというのも面白かったような気がします。

投稿: Accounting&Music | 2013年6月 9日 (日) 02時05分

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