「アカウンティング&ミュージック 2012年邦楽再発・再編集ベスト5」(Accounting&Music 2012 Japan Music Reissue Reconstruction Best 5)」。山下達郎(Tatsuro Yamashita)「OPUS ~ALL TIME BEST 1975-2012~」
「アカウンティング&ミュージック 2012年邦楽再発・再編集ベスト5」(Accounting&Music 2012 Japan Music Reissue Reconstruction Best 5)」のお次は、 山下達郎(Tatsuro Yamashita)「OPUS ~ALL TIME BEST 1975-2012~」(2012年9月)。
ソロデビュー前のシュガー・ベイブ(SUGAR BABE)時代から今日までの作品を本人がセレクト、2012年最新リマスタリングによるオールタイム・ベスト。
「OPUS (作品)」という素っ気ないタイトルに強いプライドが込められた、山下達郎(Tatsuro Yamashita)という精神が貫かれたベスト盤です。
「ぴあ Special Issue~山下達郎“超”大特集号~」(2012年9月)のインタビューで最も詳しく語られていますが、発売時に各メディアにコメントしていた、このタイミングでベスト・アルバムをリリースする理由は衝撃的でした。
「パッケージがいつまで持つかわからないから」。
アメリカでは来年にすべてのCD工場をクローズさせるという情報もあり、「売り切り」ではなくバック・オーダーが取れる態勢でレコード会社が健全に動いている間にベストを出しておかないとダメであろうとのこと。
正直に言って、私の周囲の人間が評価する程熱心なタツロー・ファンではない私ですが、パッケージ・メディアの終焉にリリースされた、パッケージ・メディアの申し子のような山下達郎(Tatsuro Yamashita)の痩身のベスト・アルバムには心打たれました。
私は、ビジネスの規模はともかく、パッケージ・メディアはそう簡単になくならないと思いますが、パッケージ・メディアとその申し子である山下達郎(Tatsuro Yamashita)、今後も期待させていただきます。
| 固定リンク
« 「アカウンティング&ミュージック 2012年邦楽再発・再編集ベスト5」(Accounting&Music 2012 Japan Music Reissue Reconstruction Best 5)」。岡村靖幸(Yasuyuki Okamura)「家庭教師」 | トップページ | 「アカウンティング&ミュージック 2012年邦楽再発・再編集ベスト5」(Accounting&Music 2012 Japan Music Reissue Reconstruction Best 5)」。森高千里(Chisato Moritaka)「ザ・シングルス(The Singles)」 »
「音楽等(やや通向)」カテゴリの記事
- アカウンティング&ミュージック 2021年洋楽再発・再編集等ベスト3。クリス・レインボウ(Chris Rainbow)「ルッキング・オーヴァー・マイ・ショルダー(Looking Over My Shoulder)」他(2022.01.04)
- アカウンティング&ミュージック 2021年邦楽ベスト5。東京事変(Incidents Tokyo)「音楽(MUSIC)」他(2022.01.03)
- アカウンティング&ミュージック 2021年洋楽ベスト5。ダニー・エルフマン(Danny Elfman)「Big Mess」他(2022.01.02)
- アカウンティング&ミュージック 2020年邦楽再発・再編集ベスト3。宮本浩次(Hiroji Miyamoto)「ROMANCE(ロマンス)」他(2021.01.10)
- アカウンティング&ミュージック 2020年洋楽再発・再編集ベスト3。ピーター・ホルサップル&クリス・ステイミー(Peter Holsapple & Chris Stamey)「Our Back Pages(アワ・バック・ページ)」他(2021.01.10)
コメント