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2012年洋楽再発・再編集ベスト5(Accounting&Music 2012 Inport Music Reissue Reconstruction Best 5)」。ジェントル・ジャイアント(Gentle Giant)「I Lost My Head-the Chrysalis Years (1975 to 1980) 」

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 2012年洋楽再発・再編集ベスト5(Accounting&Music 2012 Inport Music Reissue Reconstruction Best 5)」のお次は、ジェントル・ジャイアント(Gentle Giant)「I Lost My Head-the Chrysalis Years (1975 to 1980) 」(2012年8月)。

 「フリー・ハンド(Free Hand)」 (1975年)、「インタビュー (Interview)」組(1976年)、「プレイイング・ザ・フール(Playing The Fool )」(1976年)、「ミッシング・ピース(The Missing Piece)」 (1977年)、「ジャイアント・フォー・ア・デイ(Giant For A Day)」(1978年)、「シヴィリアン(Civilian)」 (1980年)のクリサリス・レコード時代6枚をCD4枚にまとめたお買い得盤。

 特筆すべきは、全音源が、フレッド・ケヴォーキアン(Fred Kevorkian)による最新リマスター音源であること。

 ということは、DISC3こそが、あの私的プログレ最高ライヴ・アルバム「プレイイング・ザ・フール(Playing The Fool )」(1976年)の最新リマスター盤だということ、それが選出の理由です。

211107_playing_the_fool 「プレイング・ザ・フール(Playing The Fool)」(1977年)は、発売当時、とにかく聴きまくりました。

 多くの人が指摘しているように、様々な、弦楽器、金管、木管の管楽器、打楽器が登場するサウンド、グリー・クラブのような見事なコーラスは、いったい誰がどうやって演奏しているのかが、当時は不思議でした。

 その演奏の模様は、近年、「ジャイアント・オン・ザ・ボックス DVD(Giant On The Box DVD)」(2004年)、「GG・アット・ザ・GG(GG at the GG)」(2006年)といったDVDが発売になり、You Tube上にも多くのライヴ映像がアップされ謎は解消。

 実は、たった5人のメンバーが、様々な、弦楽器、金管、木管の管楽器、打楽器を持ち替えて演奏し、グリー・クラブのようなコーラスも行うというもので、その演奏能力の高さから、「サーカス」などと評され、どうも近年再評価の機運が高まっている模様。

 ただし、ジョン・ウェザーズ(John Weathers)の他のプログレ・バンドとは一線を画す、スクエアなグルーヴ感は、ジェネシス(Genesis)のフィル・コリンズ(Phil Collins)と同じぐらいに評価されても良い素晴らしさで、さらに再評価がされるべきと感じます。

 そういえば、DISC UNIONの機関紙「ディスクユニオン・カタログブック」第2号(2010年3月)に掲載されていた、ジム・オルーク(Jim O'Rourke)のプログレ館でのショッピング・リポートで、プログレではジェネシス(Genesis)とジェントル・ジャイアント(Gentle Giant)が好きだと言っていたのには、彼の音楽性は理解できないもののプログレ趣味があまりにも同じで驚きましたが・・・。

 ジェントル・ジャイアント(Gentle Giant)のグルーヴ感ですが、すごく上手いクラシックの演奏家と似たものを感じます。

 You Tube上では2本に分かれていますが、「ジャイアント・オン・ザ・ボックス DVD(Giant On The Box DVD)」(2004年)収録の1974年のドイツのTV番組での「フューチャーズ・フロム・オクトパス(Features From Octopus)」と称するライヴ映像。

 http://www.youtube.com/watch?v=mI8dBOIuG9I

 http://www.youtube.com/watch?v=oK4cuXJa7QE

 「ノッツ(Knots)」と「パナージの到来(The Advent Of Panurge)」のメドレー。

 「プレイング・ザ・フール(Playing The Fool)」では、さらに「ボーイズ・イン・ザ・バンド(The Boys The Band)」から始まるアルバムでも根幹部分のメドレーです。

 「ボーイズ・イン・ザ・バンド(The Boys The Band)」部分がないのは残念ですが、ジョン・ウェザーズ(John Weathers)の素晴らしいドラミングだけでなく、楽器持ち替えの妙技が、前半のアコースティック・ギター・デュオ、後半のリコーダー・カルテット部分で十分に楽しめる素晴らしい映像です。

211107_2009_12  「ストレンジデイズ 2009年 12月号」のスリー・フレンズ(Three Friends)で来日した、作曲・編曲担当のケリー・ミネア(Kerry Minnear)への岩本晃市郎氏によるインタビューによれば、ジェントル・ジャイアント(Gentle Giant)のメンバーがマルチ・プレイヤーというよりも、誰がどの楽器をどのように弾けるかを前提に曲作りをしていることがすごいのだと自画自賛。

 そして、それは、ブラック・サバス(Black Sabbath)などいろいろなバンドの前座を務めたことから、どうやったら音楽性の違うファンからブーイングされずに受け入れてもらえるか考えた末に生まれたものとのこと。

 もっとアカデミックな探究者のように思えていたジェントル・ジャイアント(Gentle Giant)、その意外な「芸人」ぶりは当時は全く気が付きませんでしたが。

 単なるお買い得盤ではない、「プレイイング・ザ・フール(Playing The Fool )」(1976年)の最新リマスター盤としてのジェントル・ジャイアント(Gentle Giant)「I Lost My Head-the Chrysalis Years (1975 to 1980) 」、お見逃しなく。

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