「アカウンティング&ミュージック 2012年邦楽再発・再編集ベスト5」(Accounting&Music 2012 Japan Music Reissue Reconstruction Best 5)」。加藤和彦(Kazuhiko Kato)「作品集(Songbook)」
DISC-1は、女性アーティストへの提供作品。
大好きだったTBSTV「アップル・ハウス」を思い起こす1曲目竹内まりや(Mariya Tkeuchi)「不思議なピーチパイ」、Char(チャー)がこの曲でメジャー・セブンス・コードを知ったという(「Char meets ???? TALKING GUITARS CharXギタリスト対談集 vol.2」(2009年)ムッシュかまやつとの対談参照)3曲目ベッツイ&クリス((Betsy & Chris)「白い色は恋人の色」など重要曲を収録。
DISC-2は、自演作品や男性アーティストへの提供作品、他のアーティストによるカヴァー作品等。
私の大好きな4曲目加藤和彦(Kazuhiko Kato)「家をつくるなら」、原曲よりも良いかもしれない11曲目杏子(Kyoko)「シンガプーラ」、最終曲がぴったりの16曲目ザ・フォーク・クルセダーズ(The Folk Crusaders)「帰って来たヨッパライ」等を収録していますが、いかんせんCD1枚ではその選曲に異論は大いにあるでしょう。
私としては、日本のポップスで初めてメジャー・セブンスを使った曲として知られる「オーブル街」を収録してほしかったかな。
本アルバム、同年生まれの同じく先駆者、細野晴臣(Haruomi Hosono)の、68曲4枚組「Hosono Box: 1969-2000」(2000年)、115曲6枚組「細野晴臣の歌謡曲~20世紀BOX」(2009年4月)と比べてしまうと何とも簡素。
しかし、山下達郎(Tatsuro Yamashita)危惧するところのCD終焉の時代、企画されただけ良しとしようじゃありませんか。
1stアルバム「児雷也」(「ぼくのそばにおいでよ」に変更)収録曲として完成していたという「児雷也冒険譚」と「オロチマルの逆襲」のマスターテープ発見!なんて奇跡がおきてくれないかと妄想しつつ、加藤和彦(Kazuhiko Kato)の追悼企画、今後も期待いたします。
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