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2012年7月

偉大なるデューク・エリントン(Duke Ellington)の絶妙なる解釈。ジョー・ジャクソン(Joe Jackson)「The Duke」

H240729duke  ジョー・ジャクソン(Joe Jackson)「The Duke」(2012年6月)。

 正直に言うと、デューク・エリントン(Duke Ellington)のイラストのジャケットの不思議な魅力に惹き込まれ、完全にジャケ買い。

 ベテラン・ミュージシャンの懐古趣味的な自己満足作にとどまるのではとの猜疑心を一掃する、これがなかなかの充実作。

 デューク・エリントン(Duke Ellington)の作曲家としての偉大さを改めて思い知らされるとともに、ジョー・ジャクソン(Joe Jackson)のシンプルな編成による解釈の絶妙さがたまりません。

 

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祝、ロンドン・オリンピック開幕。ロンドンといったらやっぱりこのバンドです。マッドネス(Madness)「フォーエヴァー・ヤング~ザ・スカ・コレクション(Forever Young-Ska Collection)」

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 マッドネス(Madness)「フォーエヴァー・ヤング~ザ・スカ・コレクション(Forever Young-Ska Collection)」(2012年3月)。

 当ブログでもご紹介のとおり、素晴らしかった、2009年から2010年にかけての英サルボ(SALVO)からのマッドネス(Madness)の再発デラックスエディション。

 そのおまけのようにさりげなく発売されたのが、1979年から2009年まで30年間のキャリアから選ばれたスカ・ナンバーのベスト・アルバム。

 ロンドンといったらやっぱりこのバンドです。

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堅実に音楽活動を前進させている当ブログ一押しアーティストの新作。ジェスカ・フープ(Jesca Hoop)「ハウス・ザット・ジャック・ビルト(House That Jack Built)」

H240715house_that_jack_built  ジェスカ・フープ(Jesca Hoop)「ハウス・ザット・ジャック・ビルト(House That Jack Built)」 (2012年6月)。

 昨年のEP、「スノウグローブ(Snowglobe)」(UK:2011年3月)は、初のジェスカ・フープ(Jesca Hoop)自身のプロデュース、エルボー(Elbow)のガイ・ガーヴェイ(Guy Garvey)の勧めで活動の拠点としているらしいマンチェスター(Manchester)のミュージシャンやエンジニアと録音。

 そのままその路線で行くのかと思いきや、3作目のフル・アルバムである本作は、前2作と同様にトニー・バーグ(Tony Berg)がプロデュースに参加(本作はエンジニアのショーン・エベレット(Shawn Everett)、ライブでのサポート・ギタリストのブレイク・ミルズ(Blake Mills)と共同名義)、ロサンジェルスのトニー・バーグ(Tony Berg)所有のZeitgeist Studioでの録音。

 キノコ雲をバックに憂うジャケット写真は、相変わらず最高(裏ジャケもなかなか意味深)。

 堅実に音楽活動を前進させている当ブログ一押しアーティスト、ジェスカ・フープ(Jesca Hoop)にぜひともご注目あれ。

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聴いて良し、見て良し。シャディー(Sade)「ブリング・ミー・ホーム:ライヴ2011(Bring Me Home - Live 2011)CD+DVD」

H240712bring_me_home_live_2011  シャディー(Sade)「ブリング・ミー・ホーム:ライヴ2011(Bring Me Home - Live 2011)CD+DVD」(2012年6月)。

 シャディー(Sade)が2011年に約10年ぶりに行ったワールド・ツアー「 Once in a Lifetime World Tour」の2011年9月4日カリフォルニア州オンタリオ(Ontario)での公演を収めたCDとDVDの2枚組。

 スタジオ・アルバム、「ソルジャー・オブ・ラブ(Soldier of Love)」(UK:2010年2月、JP:2010年3月)同様、非の打ちどころのないすごい完成度、歌、演奏、録音の熟成された気持ちよさ。

 そして、スタイリッシュな映像もやはり熟成された美しさ。

 聴いて良し、見て良しです。

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細野晴臣(Haruomi Hosono)らはっぴいえんど(Happy End)が驚いたサウンドです。リトル・フィート (Little Feat)「アメリカン・キューティ(American Cutie)」

H240708american_cutie  リトル・フィート (Little Feat)「アメリカン・キューティ(American Cutie)」(2012年2月)。

 「デキシー・チキン(Dixie Chicken)」(1973年)発売直後の1973年7月、FM放送出演時のライブ音源。

 以前に当ブログでご紹介したように、1972年、録音でロスアンジェルスを訪れていた細野晴臣(Haruomi Hosono)らはっぴいえんど(Happy End)のメンバーが「デキシー・チキン(Dixie Chicken)」のレコーディングを見学し、「何で見ちゃったんだろうと思うけど、見ちゃったものはしょうがない」というほど衝撃を受けたというシンコペーション(MUSIC MAGAZINE(ミュージック・マガジン)2007年11月号参照)。

 その衝撃がダイレクトに伝わるような、熱演です。

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いかにもベルリン録音という手触りです。クレア&ザ・リーズンズ(Clare & the Reasons) 「KR-51」

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 クレア&ザ・リーズンズ(Clare & the Reasons) 「KR-51」(2012年7月)。

 全編、ベルリン録音の3rdアルバム。

 日本先行発売はよいのですが、歌詞・対訳付ではあるものの、日本語解説はなく、我が国の日本語ライナー・ノーツ文化を支えんがために高い日本盤を購入している私としては複雑な心境。

 「MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2012年 07月号」の松永良平のアルバム評をライナー・ノーツ代わりにさせていただくと、「KR-51」というアルバム・タイトルはジャケット写真の独シュワルベ社のバイクのモデル・ナンバーで、クレア・マルダー(Clare Muldaur)とオリヴィエ・マンション(Olivier Manchon)が、ベルリン滞在中に乗り回していたらしい。

 ベルリン録音というと、デヴィッド・ボウイ(David Bowie)「ロウ(Low)」(1977年)や加藤和彦(Kazuhiko Kato)「うたかたのオペラ(L'opera Fragile)」(1980年)など往年のハンザ・スタジオ (Das Hansa Tonstudio) 録音ものを思い出しますが、本作も同様、いかにもベルリン録音という手触りです。

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良さがわかりました。カーネーション(CARNATION)「天国と地獄(Hight&Low) 20周年記念コレクターズ・エディション」

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 カーネーション(CARNATION)「天国と地獄(Hight&Low) 20周年記念コレクターズ・エディション」(Original:1992年、Collector's Editione:2012年5月)。

 フランク・ザッパ(Frank.Zappa) の紹介者として名高いヤギ・ヤスオ(八木康夫)のイラストが示す通り、直枝政広(Masahiro Noe、直枝政太郎)の「アングラ」的側面が色濃い作品。

 今回の「20周年記念コレクターズ・エディション」(2012年5月)は、「天国と地獄(Hight&Low)+16」(1998年)のオリジナル盤であるDisc1をHQCD 仕様とし、新たに当時のライブやレコーディング風景を収めたDVDを付加したもの。

 実は、この時代のカーネーション(CARNATION)は当時はあまり好きではなかったのですが、今回、その「アングラ」的魅力に開眼いたしました。

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イギリスのスフィアン・スティーヴンス(Sufjan Stevens)。スウィート・ビリー・ピルグリム(Sweet Billy Pilgrim)「クラウン&トリーティ(Crown & Treaty)」

H240704crown_treaty  スウィート・ビリー・ピルグリム(Sweet Billy Pilgrim)「クラウン&トリーティ(Crown & Treaty)」(2012年4月)。

 2004年に結成されたイギリスのバンド、スウィート・ビリー・ピルグリム(Sweet Billy Pilgrim)の3作目のスタジオ・アルバム。

 メンバーは、ティム・エルセンバーグ(Tim Elsenburg ): vocals, guitar, producer, mixing、アリステア・ハマー(Alistair Hamer ):drums、アンソニー・ビショップ(Anthony Bishop):bass、本作から参加のジャナ・カーペンターズ(Jana Carpenter ):vocals。

 私は、恥ずかしながら本作で知りましたが、デヴィッド・シルヴィアン(David Sylvian)、スティーヴ・ジャンセン(Steve Jansen)周辺で活躍し、2作目の「トゥワイス・ボーン・メン(Twice Born Men)」(2009年)は、マーキュリー賞(Mercury Prize)にノミネートされるなど話題になっていたらしい。

 イギリスのスフィアン・スティーヴンス(Sufjan Stevens)、といった感じの独特の音像が気に入りました。

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「魔法の音楽」です。キャロル・キング(Carole King)「レジェンダリー・デモ(Legendary Demos)」

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 キャロル・キング(Carole King)「レジェンダリー・デモ(Legendary Demos)」(US::2012年4月、JP:2012年5月)。

 1960年代から1970年代初頭にかけて吹き込まれた、キャロル・キング(Carole King)のデモ音源集。

 デモ音源集というと、再発盤のボーナストラックに収められているような鼻歌のようなラフなものを想像しますが、これは正に「レジェンダリー・デモ(Legendary Demos)」というにふさわしい完成度。

 今やすっかり姿を消しつつあるソングライティングの妙、「魔法の音楽」を堪能できます。

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