偉大なるデューク・エリントン(Duke Ellington)の絶妙なる解釈。ジョー・ジャクソン(Joe Jackson)「The Duke」
私にとって、デューク・エリントン(Duke Ellington)は、高橋ユキヒロ(幸宏)(Yukihiro Takahashi)の最高傑作「サラヴァ!(Saravah!)」(1978年)収録、「MOOD INDIGO(ムード・インディゴ)」の、なんともエキゾティックでエレガントなメロディーの作曲者として認識し、その後、当時発売されたLPのライヴ盤を愛聴。
私にとって、ジョー・ジャクソン(Joe Jackson)は、なんといっても、「ビート・クレイジー(Beat Crazy)」 (1980年)のミクチャー・パンクともいうべき切れ味鋭いサウンドで、当時はザ・スペシャルズ (The Specials)等のスカ・バンドとともに夢中になりました。
その後は、「The Duke」(2012年6月)に通ずる、懐古趣味的なアルバムの「ジャンピン・ジャイヴ(Jumpin' Jive) (1981年)、都会的洗練に満ちた大ヒット・アルバムの「ナイト・アンド・デイ(Night and Day)」 (1982年)といった作品を発表しましたが、実はあまり私の琴線には触れませんでした。
・You Tube上の「オン・ユア・レイディオ(On your radio)」~「ビート・クレイジー(Beat Crazy)」 の1980年の貴重なライヴ映像。
http://www.youtube.com/watch?v=IwXKa-IoZEE
そんなわけで、ジョー・ジャクソン(Joe Jackson)「The Duke」(2012年6月)は、ジャケ買してみたものの、実はそう大きな期待はしていなったのですが、これが大当たり。
ジョー・ジャクソン(Joe Jackson)のヴォーカルは4曲のみで、イギー・ポップ(Iggy Pop)、スティーブ・ヴァイ(Steve Vai) 、シャロン・ジョーンズ(Sharon Jones) 、スーサン・デイヒム(Sussan Deyhim)など多彩なヴォーカリストをフィーチャーしているのですが、アルバム全体に不思議な統一感があります。
・You Tube上のジョー・ジャクソン(Joe Jackson)によるアルバム「The Duke」の解説映像。
http://www.youtube.com/watch?v=oZzT-w3LUJ4
裏ジャケットを見るとだいぶ歳をとったようにみえるジョー・ジャクソン(Joe Jackson)ですが、その創作意欲に今後も期待させていただきます。
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