クロス・オヴァー・ブームとパンク/ニュー・ウェーヴ・ブームが交錯した黄金時代の大傑作が紙ジャケ再発。ザ・マンハッタン・トランスファー (The Manhattan Transfer)「エクステンションズ(Extensions)」
ザ・マンハッタン・トランスファー (The Manhattan Transfer)「エクステンションズ(Extensions)」(1979年)が紙ジャケ、2012年リマスター、SHM-CD仕様で再発(2012年5月)。
ジェイ・グレイドン(Jay Graydon)プロデュースの本アルバムは以前に当ブログでもご紹介の通り、我が人生の一枚、デビッド・フォスター(David Foster)プロデュースのダリル・ホール&ジョン・オーツ(Daryl Hall & John Oates)「モダン・ポップ(X-STATIC)」(1979年)と双子のアルバム。
クロス・オヴァー・ブームとパンク/ニュー・ウェーヴ・ブームが交錯した黄金時代(私が思うところですが)の大傑作です。
ザ・マンハッタン・トランスファー (The Manhattan Transfer)「エクステンションズ(Extensions)」(1979年)ですが、まず素晴らしいのがアール・デコ調のお洒落なジャケット・デザイン。
アルバム・デザイン&アート・デイレクションはタキ・オノ(Taki Ono)、フロント・カヴァー・イラストレーションはペーター佐藤(Pater Sato)の日本人コンビの手によるもの。
・You Tube上の6曲目、ザ・マンハッタン・トランスファー (The Manhattan Transfer)「トワイライト・ゾーン/トワイライト・トーン(Twilight Zone/Twilight Tone)」のミュージック・ビデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=W3eN0e60Zco
しなやかにうねるジェイ・グレイドン(Jay Graydon)のハーモナイズド・ギターはもう最高。
スティーリー・ダン(Steely Dan)「ペグ(Peg)」、ダリル・ホール&ジョン・オーツ(Daryl Hall & John Oates)「空のファンタジー(All You Want Is Heaven)」と並ぶ、ジェイ・グレイドン(Jay Graydon)の名演です。
「エクステンションズ(Extensions)」の素晴らしさは、当時一世を風靡したデビッド・フォスター(David Foster)&ジェイ・グレイドン(Jay Graydon)の1980年代を先取りする最新テクノロジーを駆使したサウンドと、ザ・マンハッタン・トランスファー (The Manhattan Transfer)のアルバムの中でも出色のカヴァー曲の選曲の良さ。
一曲目のウェザー・リポート ( WEATHER REPORT) 「バードランド(Birdland)」から、9曲目のトム・ウェイツ(Tom Waits)「異国の出来事(Foreign Affair)」までまったく飽きが来ない選曲です。
また、「Sound & Recording Magazine (サウンド アンド レコーディング マガジン) 2012年 06月号」での立川芳雄の指摘で思い出しましたが、ポリフォニック・シンセイサイザー、プロフェット5(Prophet-5)によるブラス・セクションのサウンドの導入が、当時は衝撃的で、プロ・アマ問わず影響を受けたものです。
加藤和彦(Kazuhiko Kato)「うたかたのオペラ」(1980年)の2曲目「ルムバ・アメリカン」もそのひとつですね。
・You Tube上の加藤和彦(Kazuhiko Kato)「ルムバ・アメリカン」のTV番組の貴重な映像。
http://www.youtube.com/watch?v=4eCKdUTn2n8
バックは、ムーンライダーズ(Moonriders)のメンバーです。
我々アマチュアは、プロフェット5(Prophet-5)はとても手が出ず、コルグ(Korg)のポリシックス(Polysix)やローランド(Roland)のジュピター4(Jupiter-4)で代用せざるを得ませんでしたが。
さらに、一言付け加えさせていただくと、再現されたLP帯で思い出しましたが、オリジナル日本盤LPの解説は今野雄二(Yuji konnno)で、再発盤でもぜひ再録してほしかったなぁ。
ザ・マンハッタン・トランスファー (The Manhattan Transfer)「エクステンションズ(Extensions)」、お買い逃がしのないようお気を付けを。
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