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いそうでいなかったカレン・カーペンター(Karen Carpenter)の後継者による「隠れ名曲」カヴァー集。ルーマー(Rumer)「ボーイズ・ドント・クライ(Boys Don't Cry)」

H240604_boys_dont_cry ルーマー(Rumer)「ボーイズ・ドント・クライ(Boys Don't Cry)」(2012年5月)。

 当ブログでも以前にご紹介した、いそうでいなかったカレン・カーペンター(Karen Carpenter)の後継者、ルーマー(Rumer)の新作は、全曲カヴァー集。

 前作でも悪くなかった自作曲を封印してまで選んだ曲目ですが、1970年代の男性シンガーのみ、かつ「実はよい曲でしょ」と言わんばかりの「隠れ名曲」ばかり。

 癒されます。

 ルーマー(Rumer)「ボーイズ・ドント・クライ(Boys Don't Cry)」の曲目と、オリジナルのアーティスト名は以下の通り。

1. 「P.F.スローン(P.F. Sloan)」ジミー・ウェッブ (Jimmy Webb)
2. 「イット・クッド・ビー・ザ・ファースト・デイ(It Could be the First Day)」リッチー・ヘヴンズ (Richie Havens)
3. 「ビー・ナイス・トゥ・ミー(Be Nice to Me)」トッド・ラングレン(Todd Rundgren)
4. 「青春の旅路(Travelin' Boy)」ポール・ウィリアムズ(Paul Williams)
5. 「ソウルズヴィル(Soulsville)」アイザック・ヘイズ (Isaac Hayes)
6. 「セイム・オールド・ティアーズ・オン・ア・ニュー・バックグラウンド(The Same Old Tears On A New Background)」スティーヴン・ビショップ(Stephen Bishop)
7. 「サラ・スマイル(Sara Smile)」ダリル・ホール&ジョン・オーツ(Daryl hALLHall &John Oates)
8. 「フライン・シューズ(Flyin' Shoes)」タウンズ・ヴァン・ザント(Townes Van Zandt)   
9. 「ホーム・ソウツ・フロム・アブロード(Home Thoughts From Abroad")」クリフォード・T・ワード(Clifford T. Ward)
10.「ジャスト・フォー・ア・モーメント(Just For a Moment)」ロン・ウッド(Ron Wood)&ロニー・レーン(Ronnie Lane)   
11.「ブレイヴ・アウェイクニング(Brave Awakening)」テリー・リード(Terry Reid) 
12.「ウィ・ウィル(We Will)」ギルバート・オサリバン (Gilbert O'Sullivan)
13.「アンドレ・ジョーレイ(Andre Johray)」ティム・ハーディン(Tim Hardin) 
14.「ソウル・レベル(Soul Rebel)」ボブ・マーリー(Bob Marley)   
15.「マイ・クリケット(My Cricket)」レオン・ラッセル(Leon Russell)   
16.「男は女が必要(A Man Needs a Maid)」ニール・ヤング(Neil Young)
17.「アイ・ウォナ・ルー・ユー(I Wanna Roo You)」ヴァン・モリソン(Van Morrison)

 私としては、3. 「ビー・ナイス・トゥ・ミー(Be Nice to Me)」と7.「サラ・スマイル(Sara Smile)」にニンマリ。

 14.「ソウル・レベル(Soul Rebel)」は、アイランドでの世界デビュー前のジャマイカ時代の曲。

・You Tube上の1曲目、ルーマー(Rumer)「P.F.スローン(P.F. Sloan)」のミュージック・ビデオ。

 http://www.youtube.com/watch?v=ZZApRNG5P-w

 この曲は全く知りませんでしたが、美しい曲です。

 ちなみに前作と同様に、本作も欧米盤と日本盤はジャケット・デザインが異なります。

 アデル(Adele)に対抗できるのは実はこの人ではないかと思えるルーマー(Rumer)、今後も要注目です。

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