歌と曲作りの上手いアメリカン・SWSならこの人もいます。ジェイソン・ムラーズ(Jason Mraz)「ラヴ・イズ・ア・フォー・レター・ワード(Love Is a Four Letter Word)」
ジェイソン・ムラーズ(Jason Mraz)「ラヴ・イズ・ア・フォー・レター・ワード(Love Is a Four Letter Word)」 (2012年4月)。
先日、当ブログで絶賛させていただいた、ルーファス・ウェインライト(Rufus Wainwright)「アウト・オブ・ザ・ゲーム(Out of the Game)」(2012年4月)ですが、歌と曲作りの上手さで一歩もひかないのがジェイソン・ムラーズ(Jason Mraz)。
今までのスタジオ作品の中でも一番の完成度かもしれません。
・You Tube上の4曲目「ラヴ・イズ・ア・フォー・レター・ワード (Love Is a Four Letter Word)のミュージック・ビデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=TdN5GyTl8K0
最近は、このようなオーガニック系的曲が多いです。
11曲目「ビー・オネスト(Be Honest)」は、 リトル・フィート(Little Feat)の故ローウェル・ジョージ(Lowell George)を父に持つ、ザ・バード&ザ・ビー(The Bird and the Bee)の歌姫、イナラ・ジョージ(Inara George)とのデュエットですが、残念ながら、前作でのコルビー・キャレイ( Colbie Caillat)と比べると、あまり必然性は感じられません。
今回気が付きましたが、なんと、プロデューサーのジョー・チッカレリ (Joe Chiccarelli)は、アメリカ映画「アイ・アム・サム(I am Sam)」(2001年)の傑作サウンドトラック、「アイ・アム・サム オリジナル・サウンドトラック(I Am Sam music from and inspired by the motion picture)」(2002年)収録、ルーファス・ウェインライト(Rufus Wainwright)による「アクロス・ザ・ユニバース(Across the Universe)」のカヴァーのエンジニアだったのですね。
このジョー・チッカレリ (Joe Chiccarelli)は、今まで気になったことはなかったのですが、オインゴ・ボインゴ(Oingo Boingo)「オインゴ・ボインゴの謎(Nothing To Fear)」(1982年)のプロデューサー、「シーク・ヤブーティ(Sheik Yerbouti)」(1979年)等のフランク・ザッパ(Frank Zappa)作品のエンジニアでもあり、かなり意外な作品も手掛けてはいますが、エンジニア型のプロデューサー。
ちょっと生真面目な点が窮屈な感じがする最近のジェイソン・ムラーズ(Jason Mraz)、次作は、ルーファス・ウェインライト(Rufus Wainwright)のようにマーク・ロンソン(Mark Ronson)プロデュースで弾けてみてもいいかもしれません。
今後も期待いたします。
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