ドナルド・ダック・ダン(Donald "duck" Dunn)の訃報に接して何度も聞き返している伝説のモントレー(モンタレー)・ポップ・フェスティバル(Monterey Pop Festival)のライヴ。オーティス・レディング(Otis Redding)「Dreams To Remember: The Otis Redding Anthology」
STAX! スティーヴ・クロッパー、ドナルド“ダック”ダン&エディ・フロイド ( STAX! STEVE CROPPER,DONALD "DUCK" DUNN & EDDIE FLOYD)の一員として来日していたベーシスト、ドナルド・ダック・ダン(Donald "duck" Dunn)が2012年5月13日、宿泊先のホテルで急死。
私にとって、ドナルド・ダック・ダン(Donald "duck" Dunn)といえば、なんといっても1975年に39歳の若さで凶弾に倒れたドラマー、アル・ジャクソン(Al Jackson)とのコンビでのオーティス・レディング(Otis Redding)のバッキング。
オーティス・レディング(Otis Redding)の録音物は音質的に私好みでないものが多いのですが、マスタリングに定評のあるライノ(RHINO)の「Dreams To Remember: The Otis Redding Anthology」(1998年)はそんな先入観を払拭させてくれる素晴らしいサウンド。
中でも伝説の1967年のモントレー(モンタレー)・ポップ・フェスティバル(Monterey Pop Festival)のライヴ音源が最高です。
・Youtube上のオーティス・レディング(Otis Redding)の1967年のモントレー(モンタレー)・ポップ・フェスティバル(Monterey Pop Festival)のライヴ映像。
http://www.youtube.com/watch?v=1aB6H-bl2_w&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=mjaYvw36rwo&feature=fvwrel
シンプルなアル・ジャクソン(Al Jackson)のドラムスを支えるゴムまりのようなドナルド・ダック・ダン(Donald "duck" Dunn)のベース、最高のグルーヴ感です。
アル・ジャクソン(Al Jackson)といえば、高橋幸宏(Yukihiro Takahashi)のアイドル。
当ブログでご紹介損なっていた隠れ名盤、「commmons: schola vol.5 Yukihiro Takahashi & Haruomi Hosono Selections: Drums & Bass」(2010年)でも、ドナルド・ダック・ダン(Donald "duck" Dunn)&アル・ジャクソン(Al Jackson)について、ウィルソン・ピケット(Wilson Pickett)「イン・ザ・ミッドナイト・アワー(In The Midnight Hour)」を収録。
ただし、今回確認して気が付きましたが、「演奏者名」のクレジットでドナルド・ダック・ダンの名前は記載されていますが、本文ではアル・ジャクソン(Al Jackson)を絶賛しているものの、ブッカー・T&ザ・MG's(Booker T. & the M.G.'s)でくくられ、ドナルド・ダック・ダン(Donald "duck" Dunn)自身についての言及は無し。
細野さんもひどいなぁと思いつつも、名前は出されなくてもグルーヴがほめらられば、縁の下の力持ちであるベーシストとして、ドナルド・ダック・ダン(Donald "duck" Dunn)も本望でしょうか。
NHKテレビ「schola(スコラ)坂本龍一 音楽の学校」として2010年6月に放映された「ドラムズ&ベース」では、高橋幸宏(Yukihiro Takahashi)のミュートを駆使したドラミングの秘密が明かされているので必見。
・Youtube上のNHKテレビ「schola(スコラ)坂本龍一 音楽の学校」、「ドラムズ&ベース」の映像。
http://www.youtube.com/watch?v=RyPs2DLgP6E&feature=relmfu
http://www.youtube.com/watch?v=8LxPZUfUEnY&feature=relmfu
http://www.youtube.com/watch?v=jTiWbnLkT3c&feature=relmfu
http://www.youtube.com/watch?v=aeEuT0leEtA&feature=relmfu
http://www.youtube.com/watch?v=QUoGYK7F1c8&feature=relmfu
ちなみに、2009年と2010年の紅白歌合戦の演出も務めたテレビ版のディレクターの佐渡岳利(Taketoshi Sado)は、ビートルズ大学学長の宮永正隆(Masataka Miyanaga)と並ぶ、我が早稲田大学加藤哲夫会社更生法(現倒産法)ゼミが生んだ2大「ミュージック・マン」です。
ドナルド・ダック・ダン(Donald "duck" Dunn)のご冥福をお祈り申し上げます。
| 固定リンク
« リヴォン・ヘルム (Levon Helm)の訃報に接して無性に聴きたくなった1枚。久保田麻琴(Makoto Kubota)「ON THE BORDER(オン・ザ・ボーダー)」 | トップページ | 期待通りの会心の出来。我が国が世界に誇る芸能です。きゃりーぱみゅぱみゅ(Kyarypamyupamyu)「ぱみゅぱみゅレボリューション(Pamyu Pamyu Revolution)」 »
コメント