40年前の名作「ギヴ・イット・アップ(Give It Up)」(1972年)に匹敵する大傑作です。ボニー・レイット (Bonnie Raitt)「スリップストリーム(Slipstream)」
・Youtube上の1曲目、ボニー・レイット (Bonnie Raitt)「ユース・トゥ・ルール・ザ・ワールド(Used to Rule the World)」のライヴ映像。
http://www.youtube.com/watch?v=9fhwvVXO1_E
ランドール・ブラムレット(Randall Bramblett)作詞・作曲のこの曲は、ファンキーでカッコ良く、アルバム1曲目にぴったりのナンバー。
・Youtube上の2曲目、ボニー・レイット (Bonnie Raitt)「ライト・ダウン・ザ・ライン(Right Down The Line)」のミュージック・ビデオ(PV)。
http://www.youtube.com/watch?v=-T_aMNbXVdA
本作「スリップストリーム(Slipstream)」の最大のポイントは、8曲が自身のプロデュースでポップでファンキーな基本路線を維持しつつ、4曲が(私に言わせると「かわいげのない」)ジョー・ヘンリー (Joe Henry)のプロデュースで深みを増すという絶妙なバランス。
ジョー・ヘンリー (Joe Henry)プロデュース作品としても一番気に入りました。
ところで、ボニー・レイット (Bonnie Raitt)の後継者の呼び声も高いスーザン・テデスキ(Susan Tedeschi)の夫婦バンド、テデスキ・トラックス・バンド(Tedeschi Trucks Band)のライブ・アルバム「エヴリバディズ・トーキン(Everybody's Talkin')」も発売(2012年5月)。
ものすごく期待していたアルバムですが、残念ながら私にとってはやや期待外れ。
このアルバムでよくわかったのが、デレク・トラックス(Derek Trucks)の長尺ジャム指向がどうも私は苦手であるということ。
テデスキ・トラックス・バンド(Tedeschi Trucks Band)も、スーザン・テデスキ(Susan Tedeschi)を活かした、「スリップストリーム(Slipstream)」のようなコンパクトでポップなスタジオ・アルバムをぜひ期待したいところです。
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