ショックです。今野雄二(Yuji Konno)の後を継ぐべき粋でお洒落な「音楽愛情家」の突然の死。川勝正幸(Masayuki Kawakatsu)享年55歳。
1月31日から、いやに当ブログのこのページのアクセスが多いので何かと思っていたら、川勝正幸(Masayuki Kawakatsu)が1月31日に自宅火災で死亡したとのこと。
野宮真貴(Maki Nomiya)「30~Greatest Self Covers&More!!!~」(2012年1月)で愛情あふれる解説を楽しませていただいたばかり・・・。
今野雄二(Yuji Konno)の後を継ぐべき粋でお洒落な「音楽愛情家」と期待していただけに、ショックです。
川勝正幸は、1956年福岡県生まれの、音楽や映画などのポップ・カルチャー関係の仕事が多いエディター・ライターで、ウッディー川勝名義での仕事も多い。
私にとっては、1990年代前半に、テレビ東京のテレビ番組「モグラネグラ」でアコースティック・ギター・デュオ、ゴンチチ(GonTiti)が司会の曜日に毎回主演していた時の名脇役、その後は、キリンジ(Kirinji)や冨田ラボ(Tomita Lab)、そしてなんといってもPerfume(パフューム)の紹介者として印象深い人物。
私が、Perfume(パフューム)のことを知ったのは、文化デリック(川勝正幸と下井草秀のユニット)名義の「ポップ・カルチャー年鑑 2007」 (2007年2月)。
文化デリック主宰の「ポップ・カルチャー・アワード2006」音楽部門で、Perfume(パフューム)「Perfume~Complete Best~」(2006年8月)が、流線形「TOKYO SNIPER」にBEST1を譲ったものの、次点に選出。
しかしながら、特別選考委員:菊地成孔(音楽家/文筆家/音楽講師)、湯山玲子(クリエイティヴ・ディレクター)、安田謙一(ロック漫談家)、選考委員:川勝正幸、下井草秀、うるさ方各氏による座談会でのPerfume(パフューム)評には大いに惹きつけられました。
「サウンドはヤバいほどカッコいいですね。音圧が十分にあって、ヒステリック&ドリーミー。」(湯山)、「『ちゃんとやっている』具合が凄すぎる。」(菊地)、「完璧な美貌やスタイルではないんだけれど、ひたむきさに情がほだされる感じがありますね。この気持ち、”分析不可能”」(川勝)など。
そして、私も「Perfume~Complete Best~」を買ったらハマってしまい、現在に至ります。
亡くなってから気が付きましたが、川勝正幸とは50%ぐらい好きな音楽が同じような気がし、これはどの音楽ライターよりも実は上のようなような気がいたします。
謹んでご冥福をお祈りさせていただくとともに、「音楽への愛情」、しかと受け継がさせていただきます。
| 固定リンク
« 国債急落に備える資産運用が「個人向け国債」?「週刊 東洋経済 2012年 2/4号 検証!大増税 年金、医療、教育は財政再建でこう変わる」 | トップページ | スマートフォンで個人情報を丸裸にされないためには?「週刊 ダイヤモンド 2012年 2/11号 特集2 奪われるプライバシー」 »
「音楽等(やや通向)」カテゴリの記事
- アカウンティング&ミュージック 2022年邦楽再発・再編集等ベスト3。第3位:かの香織(Caoli Cano)「CAOLI CANO COLLECTION」(2023.01.04)
- アカウンティング&ミュージック 2022年邦楽再発・再編集等ベスト3。第2位:ポータブル・ロック(Portable Rock)「PAST&FUTURE ~My Favorite Portabel Rock」(2023.01.04)
- アカウンティング&ミュージック 2022年邦楽再発・再編集等ベスト3。第1位:久保田麻琴と夕焼け楽団(Makoto Kubota&The Sunst Gang)「ライブ・ベスト&モア(LIVE BEST&MORE)」(2023.01.04)
- アカウンティング&ミュージック 2022年洋楽再発・再編集等ベスト3。第3位:スクリッティ・ポリッティ (Scritti Politti)「Cupid & Psyche 85( キューピッド&サイケ85)」(2023.01.03)
- アカウンティング&ミュージック 2022年洋楽再発・再編集等ベスト3。第2位:オインゴ・ボインゴ(Oingo Boingo)「Good for Your Soul (2021 Remastered & Expanded Edition)(グッド・フォー・ユア・ソウル)」(2023.01.03)
コメント