天才の偉業。岡村靖幸(Yasuyuki Okamura)「家庭教師」
とにかく、1曲目「どぉなっちゃってんだよ」がすごい。
・You Tube上の1曲目「どうなっちゃてんだよ」のミュージック・ビデオ(PV)。
http://www.youtube.com/watch?v=VGCRiP879S4
日本語のリズムへの乗せ方、「どうなっちゃてんだよ 人生がんばってんだよ ベランダ立って胸をはれ」という言葉そのもののインパクト、躍動感あふれるメロディー、不思議な動きのベース・ライン、キレまくるリズム。
「エチケット(パープルジャケット) (Etiquette Purple Jacket)」(2011年8月)1曲目のヘビーなファンクのバージョンもカッコいいですが、私はこのバージョンが一番好きです。
マスタリングは「家庭教師」のみ「まりん」こと砂原良徳(Yoshinori Sunahara)で、モービル・フィデリティー社ゴールドディスクのように音圧低めの上品すぎるものでも、逆に音圧のみの繊細さに欠けるものでもなく、コーネリアス (Cornelius)「ファンタズマ(FANTASMA)」(オリジナル:1997年、再発:2010年11月)同様素晴らしい仕事。
油絵のキャンバス調の紙ジャケット、松尾「大人計画」スズキ、直枝「宇宙の柳、たましいの下着」政広のコメントが、この天才の偉業に花を添えます。
ところで、その直枝政広(Masahiro Naoe)も2月8日のスタジオ・コーストで見かけましたが、最近の岡村靖幸(Yasuyuki Okamura)のステージがすごい。
今回の再発盤の中の1枚、ベスト盤「早熟」(オリジナル:1990年3月、再発:2012年2月)のコメントでBase Ball Bearの小出祐介(Yusuke Koide)が「リズム極楽浄土」と表現していいるように、ほぼノン・ストップでコール&レスポンスが繰り広げられる圧巻のグルーヴ。
ブライアン・ウィルソン(Brian Wilson)が乗り移ったジェームズ・ブラウン(JAMES BROWN)といった感じです。
岡村靖幸(Yasuyuki Okamura)、さらなる偉業に期待します。
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