聴いて見て楽しむ、ポップでキャッチーなトーマス・ドルビー(Thomas Dolby)。「Singular Thomas Dolby (Bonus Dvd)」
19年ぶりのスタジオ・フル・アルバム、「Map of the Floating City」(2011年10月)が素晴らしかったトーマス・ドルビー(Thomas Dolby)。
日本盤が発売されていなかったこともありご存知のない方もいるかと思いますが、2009年にベスト盤と初期2作のリマスター盤が発売されています。
お勧めは、1981年から1992年までのシングル曲を集めたミュージック・ビデオ付のベスト盤「Singular Thomas Dolby (Bonus Dvd)」(2009年3月)です。
トーマス・ドルビー(Thomas Dolby)の傑作アルバムは、なんといっても、デビュー作、「光と物体(The Golden Age of Wireless)」(1982年)。
ただし、私は、実はリアルタイムでアルバムは聴いていなくて、その才能のすごさを知ったのは、1984年にロンドンのザ・ヴェニュー(THE Venue)でトーマス・ドルビー(Thomas Dolby)の2作目「The Flat Earth)」(1984年)発売直後のライヴを見てから。
旅行で訪れ、情報誌「Time Out」を見て興味を覚えたのが消去法的にトーマス・ドルビー(Thomas Dolby)ぐらいなので、当日券で見に行ったというのが正直な話。
ところが、トーマス・ドルビー(Thomas Dolby)の見て楽しめるエンターテイナーぶり、そして何と言っても当時ピッカピッカの新鋭楽器フェアライトCMI(Fairlight CMI)のサンプリング音の「生音」のすごさにびっくり。
・You Tube上の当時のライヴに近い「ハイパーアクティヴ(Hyperactive)」のライヴ映像。
http://www.youtube.com/watch?v=hAEiCA8dN_8&feature=related
トレンチ・コート、昔から好きだったんですね。
海外では、オール・スタンディングが常識なんだと知ったのもこの時から(日本では昔はみんな椅子に座って聴いていて、めったに立たなかったのです)。
「Singular Thomas Dolby (Bonus Dvd)」(2009年3月)ですが、「彼女はサイエンス(She Blinded Me With Science)」や「ハイパーアクティヴ(Hyperactive)」といった有名曲だけでなく、ジョージ・クリントン(George Clinton)とのユニット、ドルビーズ・キューブ(Dolby's Cube)名義「May The Cube Be With You」(1985年)や、坂本龍一とのコラボ、「Field Work」(1986年)なんてところも、ミュージック・ビデオ付でしっかり収録されているというなかなか良くできたベスト盤。
ただし、この2009年リマスター盤、3作ともに言えるのですが、音圧低めのデリケートなリマスタリング。
私のBOSEのWave Systemで聴くと、「光と物体(The Golden Age of Wireless)」など、1989年日本盤CDの方が音圧も高く音も太く聴こえ、ガッツのある音が好きな人は、旧盤CDを探してみるのも一考です。
リマスタリングには少し不満はあるものの、聴いて見て楽しむ、ポップでキャッチーなトーマス・ドルビー(Thomas Dolby)が満載の「Singular Thomas Dolby (Bonus Dvd)」、お勧めいたします。
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コメント
このベストはいいですね。実は僕が知らない曲もいっぱいあって、けっこう新鮮な驚きでした。
それにしても、「Field Work」は今聴いてもいい曲です。このビデオに出てくる年老いたメイクの教授、まさに現在の教授の風貌になっていますね。
投稿: K2 | 2012年1月22日 (日) 22時54分
K2さん、コメントありがとうございます。
シングル曲を年代順に並べるだけで浮き彫りになるポップでキャッチーなトーマス・ドルビー、最高ですね。
オリジナル・アルバムで聴くと意外に暗いので。
なお、個人的にはジャケット写真のネクタイの幅は許せませんが。
投稿: Accounting&Music | 2012年1月23日 (月) 00時44分