天才メロディ・メイカー鈴木慶一(Keiichi Suziki)の真髄が味わえる、デモ音源集の超名盤。「The Lost SUZUKI Tapes 2」
無期限活動休止を宣言した影響もあるのか、2011年はムーンライダーズ(Moonriders)祭りとも言えるほど、関係作品が多数発売。
その中でさりげなく発売されたのが、鈴木慶一(Keiichi Suziki)の「The Lost SUZUKI Tapes」(1993年)以来の デモ音源集、「The Lost SUZUKI Tapes 2」(2011年12月)。
天才メロディ・メイカー鈴木慶一(Keiichi Suziki)の真髄が味わえる、デモ音源集の超名盤です。
私は、デモ音源集にはあまり良い思い出を持っておらず、マニア向けでやはり中途半端な作品の寄せ集めという印象。
ところが、鈴木慶一(Keiichi Suziki)「The Lost SUZUKI Tapes 2」(2011年12月)は、デモ音源集の超名盤と言ってもよい素晴らしい出来。
まずは、選曲がすごい。
・1曲目「ウサギと私」(1981年)
野宮真貴(Maki Nomiya)「ピンクの心(Pink Heart)」(1981年)収録曲
・2曲目「ヘンタイよい子の歌」(1982年)
音版ヘンタイよい子新聞カセット「逆噴射症候群の巻」(1982年)収録曲。
・3曲目「エスプレッソで眠れない」(1982年)
杏里(Anri)「悲しみの孔雀」(1982年)収録曲
という、鈴木慶一全盛期の隠れ名曲でスタートし、
・16曲目「アメリカのELECTRICITY CO.」(1983年)
鈴木さえ子(Saeko Suzuki)「I wish it could be Christmas everyday(毎日がクリスマスだったら…)」(1983年)収録曲
というこれまた隠れ名曲で締めるというマニア感激の選曲。
それを上回るのが、親しみやすく洒落たポップなセンスあふれる鈴木慶一のメロディメイカーとしての普遍的な才能。
以前にご紹介の鈴木慶一のCM音源集、「CM WORKS ON・アソシエイツ・イヤーズ(1977-1989) 」(2007年)と合わせてお勧めです。
ちなみに、私が一番気に入ったのは、5曲目の「アマチュア・アカデミー(AMATEUR ACADEMY)」 (1984年)収録「BLDG(ジャックはビルを見つめて)」。
「CM WORKS ON・アソシエイツ・イヤーズ(1977-1989) 」でも36曲目「日産スタンザ 家物語」として収録されていましたが、どのバージョンで聴いてもメロディの美しさは不変です。
鈴木慶一(Keiichi Suziki)、「天才メロディ・メイカー」だと確信させていただきました。
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