「アカウンティング&ミュージック 2011年洋楽再発・再構築ベスト3(Accounting&Music 2011 Inport Music Reissue Reconstruction Best 3)」。輪廻転生、不死鳥のように甦るブライアン・ウィルソン(Brian Wilson)の無邪気な魔法の音楽。ザ・ビーチ・ボーイズ (The Beach Boys)「スマイル(Smile Sessions)」
年を改め、再度、2011年の音楽コンテンツを振り返らせていだきます。
今度は、「アカウンティング&ミュージック 2011年洋楽再発・再構築ベスト3(Accounting&Music 2011 Inport Music Reissue Reconstruction Best 3)」。
従来は、「再発リマスターベスト5」でしたが、今年度より「再発リマスター( Reissue Remaster) 」よりセルフ・カヴァーや再編集等をも含んだ広い概念を想定した「再発・再構築(Reissue Reconstruction)」に、「ベスト5(Best 5)」は再発息切れ感を反映し「ベスト3(Best 3)」に変更。
皮切りは、ザ・ビーチ・ボーイズ (The Beach Boys)「スマイル(Smile Sessions)」(2011年11月)。
実は、2011年最もよく聴いたのが、この「再構築」版「スマイル(Smile)」。
輪廻転生、不死鳥のように甦るブライアン・ウィルソン(Brian Wilson)の無邪気な魔法の音楽、純粋無垢、ピュアな魅力が満載です。
ザ・ビーチ・ボーイズ (The Beach Boys)「スマイル(Smile Sessions)」(2011年11月)は、あくまでも、当初1967年に発売予定であったもののお蔵入りとなった未完成アルバム「スマイル(Smile)」のためのセッションの音源を、2003年にブライアン・ウィルソン(Brian Wilson)がソロ・アルバムとして完成させた「スマイル(Smile)」の構成でいろいろとつぎはぎして再構築してみたという代物。
実は、エンジニアのマーク・リネット(Mark Linett)の作品といっても良いかもしれない作品で、ブライアン・ウィルソン(Brian Wilson)がワンダーミンツ (The Wondermints)のダリアン・サハナジャ(Darian Sahanaja)の手を借りてソロ・アルバムとして完成させた「スマイル(Smile)」(2003年)こそが真の「スマイル(Smile)」であり勘違いするなと、コアな音楽ファンには怒られそうですが、純粋に音楽として楽しむのに私にとっては最高の作品。
ブライアン・ウィルソン(Brian Wilson)のソロ・アルバム全部にも感じるデジタルっぽい音のうすさがなく、昔のテープ録音によるコンプレッションが十分に効いた音の厚み、ワンダーミンツ (The Wondermints)より上手くないのかもしれないけど深みが違うザ・ビーチ・ボーイズ (The Beach Boys)のコーラスが、ブライアン・ウィルソン(Brian Wilson)の無邪気な魔法の音楽の魅力を倍加。
時が過ぎてゆくほど、そのエバー・グリーンな魅力に驚きを禁じ得ないブライアン・ウィルソン(Brian Wilson)の音楽、今後も愛聴させていただきます。
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