もはや異次元とも言える音の良さ。中田ヤスタカ(Yasutaka Nakata)の「一人縫い」ハイファイ・サウンドに身を包まれる至福。Perfume(パフューム)「JPN」
きゃりーぱみゅぱみゅ(Kyarypamyupamyu)「もしもし原宿(Moshi Moshi Harajuku)」(2011年7月)があまりにも素晴らしい出来で、ちょっと聴くのが怖かったPerfume(パフューム)の新作アルバム、「JPN」(2011年11月)が発売。
しかしながら、そんな不安を杞憂と感じさせる素晴らしい完成度。
とにかく痛感するのは、今までの中田ヤスタカ(Yasutaka Nakata)と比べても、もはや異次元とも言える音の良さ。
中田ヤスタカ(Yasutaka Nakata)の「一人縫い」ハイファイ・サウンドに身を包まれる至福を感じます。
ピチカート・ファイヴ(PIZZICATO FIVE)「さ・え・ら ジャポン」(2001年)を彷彿とさせる和風な1曲目「The Opnening」で幕を開けるPerfume(パフューム)「JPN」(2011年11月)。
2曲目「レーザービーム」、3曲目「GLITTER」がシングル・バージョンよりダンサンブルかつキャッチーで、気持ちいい。
そして、なんといっても昨年の私のベスト・トラック、スクリッティ・ポリッティ (Scritti Politti)やトーマス・ドルビー(Thomas Dolby)を思い起こさせるおじさん泣かせのテクノ・Pファンク (P-Funk)調の3曲目「ナチュラルに恋して」がやっぱり素晴らしい。
・You Tube上の「ナチュラルに恋して」のミュージック・ビデオ(PV)。
http://www.youtube.com/watch?v=edyARJq9sgM
先日ご紹介したPINK(ピンク)の「ZEAN ZEAN」や「YOUNG GENIUS」もそうですが、テクノ・Pファンク (P-Funk)調サウンドには時代を超えた普遍的な魅力があると思います。
上記の3曲も含め、アルバム全体を通して感じるのは、例によってミキシング、マスタリングに至るまで中田ヤスタカ(Yasutaka Nakata)による「一人縫い」状態で生み出されるサウンドですが、今までの中田ヤスタカ(Yasutaka Nakata)と比べても、もはや異次元とも言える音の良さ。
Perfume(パフューム)、capsule(カプセル)、きゃりーぱみゅぱみゅ(Kyarypamyupamyu)と快進撃が続く中田ヤスタカ(Yasutaka Nakata)、今後も期待させていただきます。
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コメント
シングルで発表済みの曲が多く、ベスト・アルバムみたいな散漫な内容か?と危惧していましたが、通して聴いたら、ほんと、とてもいいアルバムだと思いました。
新曲も期待以上の出来。
クレジットはないけど別ミックスの「不自然なガール」に続いてラストの「スパイス」のイントロが流れると、不覚にも涙が出るほどです。
やられました。
投稿: K2 | 2011年12月18日 (日) 01時35分
K2さん、コメントありがとうございます。
確かにシングルで発表済みの曲が多く、ベスト・アルバムみたいな曲目ですね。
でもこの尋常でない音の良さは最近ではSuper Flyのシングルと双璧。
まだまだ、パッケージ・メディアの可能性を感じさせくれます。
投稿: Accounting&Music | 2011年12月19日 (月) 22時47分