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Ciao(さようなら)、ムーンライダーズ(Moonriders)。「クラウン・イヤーズ・ベスト&LIVE」

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 日本最古の現役ロックバンドとも称されるムーンライダーズ(Moonriders)が2011年をもって無期限活動休止を宣言。

 ムーンライダーズ(Moonriders)は私が大学時代に最も影響を受けていたバンド。

 おかげさまである方のご厚意により何とか手に入れることができたチケットで、12月17日の中野サンプラザ、「ライダーズのラスト・ワルツ」とも言うべきライヴにも馳せ参じてまいりましたが(どうも12月30日に「ライダーズのゲット・バック」ともいうべきライヴもあるらしいですが)、実に感慨深いものがありました。

 ニューアルバムにしてラスト・アルバムになりそうな「Ciao!」(2011年12月)を含め、今年はムーンライダーズ(Moonriders)のアルバムがずいぶんと発売されましたが、私が愛聴しているのは、ファンの方も見逃していそうな地味なベスト・アルバム、「クラウン・イヤーズ・ベスト&LIVE」(2011年1月)です。

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 私がムーンライダーズ(Moonriders)を認識したのは、中学生の頃。

 西荻窪の神明中学校に通っていたのですが、西荻窪駅近くの中央線のガード下に「ギャバン」という喫茶店があり、そこの工藤兄弟の弟と同級生で(彼も後にお兄さんと「ハードコア・レゲエ」というバンドを結成)、レコード・マニアのお兄さんが後に「ミュージック・マガジン」のレゲエ欄を担当した工藤康晴。

 当時、ムーンライダーズ(Moonriders)の2ndアルバムにしてクラウン時代の1枚目、「Moonriders」(1977年)は、「工藤の兄ちゃんが好きな」通好みのアルバムとして近寄りがたい印象があり、意味不明なジャケット・デザインのせいもあり、聴こうという食指がなんとなく動きませんでした。

・You tube上の1曲目「マスカット・ココナッツ・バナナ・メロン」の貴重な当時のライヴ映像

 http://www.youtube.com/watch?v=nVOhmfq02Go&feature=related

 この曲は、12月17日の中野サンプラザで、唯一演奏したクラウン時代の曲ですね。

・You tube上の1曲目「マスカット・ココナッツ・バナナ・メロン」の貴重な当時のライヴ映像。

 http://www.youtube.com/watch?v=C00gnrA4c8Q&feature=related

・You tube上の1曲目「独逸兵のように(シャルロットへ) 」の貴重な当時のライヴ映像。

 http://www.youtube.com/watch?v=C00gnrA4c8Q&feature=related

 ありそうでない、今野雄二とムーンライダーズ(Moonriders)の2ショット、こんな映像もあったんですね、

H231219_2  私が、ムーンライダーズ(Moonriders)の音楽の良さがわかったのが、3rdアルバム「NOUVELLES VAGUES(ヌーベル・バーグ)」(1978年)で、TVKテレビで6曲目「ジャブ・アップ・ファミリー」 のミュージック・ビデオを見たり、東京FMでスタジオ・ライヴを聴いたりしたりして。

 洋画に影響を受けた小粋なセンスと、フジパシフィック出版の朝妻一郎が売り出しに力を注いだメロディーの美しさは、今聴いても普遍的な魅力があります。

・You Tube上の6曲目「ジャブ・アップ・ファミリー」 のミュージック・ビデオ(PV)。

  http://www.youtube.com/watch?v=pnp63rC5Wf4

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  当時愛読していた月刊誌「シティ・ロード」でも確か年間ベスト・アルバムに選ばれた4thアルバム、「MODERN MUSIC(モダーン・ミュージック)」(1979年)あたりからは、折からのニュー・ウェーブ・ブームもあり、私が最も好きなグループに昇格。

 ・You Tube上の、TVK「ファイティング80's」で1980年8月13日放映の「モダーン・ラヴァーズ(Modern Lovers)」の映像。

  http://www.youtube.com/watch?v=o9UGoLY4Ln4&feature=related

 この映像は、以前に当ブログでもご紹介したとおり、ムーンライダーズ(Moon Riders)「ライヴ帝国 ムーンライダーズ」(2004年)に収録されているもので、演奏力の充実ぶりが素晴らしい。

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 今年はムーンライダーズ(Moonriders)のアルバムがずいぶんと発売されましたが、ちょっと驚いたのが、「ARCHIVES SERIES VOL.07 moonriders LIVE at SHIBUYA KOKAIDO 1982.11.16 青空百景」(2011年11月)。

 実は、私が初めて生で見たムーンライダーズ(Moon Riders)が、1982年11月16日の「青空百景」(1982年)発売直後のライヴですがその時の音源。

 このライヴは、2部構成で、1部は大道芸人のようにメンバーが入れ代わり立ち代わり曲を演奏するというもので、その多芸ぶりに驚いた記憶があります。

 ムーンライダーズ(Moon Riders)ではありませんが、矢口博康と福原まりによるリアル・フィッシュ(Real Fish)のナンバー「遊園地」は必聴の名曲、名演。

 私の記憶が確かであれば、1曲目「鬼火」の前に鈴木慶一が「ボブ・ディランです」と言ったと思うのですが収録されていませんね(違うライヴだったのかなぁ)。

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 いろいろ出た中で、私が1番愛聴しているのが、ファンの方も見逃していそうな地味なベスト・アルバム、「クラウン・イヤーズ・ベスト&LIVE」(2011年1月)。

 「東京一は日本一」(1981年)と同様に矢吹申彦に頼めばなぁと思わせる、芸がなさすぎる素朴なジャケット・デザイン。

 それとは裏腹に、中身の方は、2010年リマスターの音質、「地下水道」や「エレファント」を含んだ選曲、未公表ライヴ音源のボーナス・トラックと実に素晴らしい内容。

 このJASRACのサイトの鈴木博文と岡田徹のインタビューでも触れられていますが、「ヒットよりも永く愛される曲」というムーンライダーズ(Moon Riders)の一面が最も表れているのがクラウン時代であり、最近の私の気分もクラウン時代が最もフィット。

 サンプラザのライヴを見る限り、無期限活動休止も本当か怪しい気もするムーンライダーズ(Moon Riders)、Riborn(リボーン)を期待させていただきます。

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コメント

「俺のライダーズ」がクラウン時代なのは私もまったくいっしょです。

クラウンベスト盤所収のエレファントやらヴィデオボーイアコースティックヴァージョンやら地下水道やら、クラウン過去作の紙ジャケ再発時に3枚以上購入だかの特典ディスクだったんですよ。それが欲しくて紙ジャケ買った身としては釈然としないものもありますがそれはそれとして、充実した企画盤ですよね。

Ciaoでなくクラウン時代回顧をもってするというのは、このグループの休止(一応)を語るにふさわしいヒネリだと思いますが、そりゃうがちすぎですか?

投稿: MYB | 2011年12月19日 (月) 20時31分

MYB さん、コメントありがとうございます。
amazonのライダーズ検索でも遥か下位に沈み、やっつけ仕事感漂う「クラウン・イヤーズ・ベスト&LIVE」の意外な充実度を見逃さないのはさすが。
Ciaoの「微妙」感は、土曜日のライヴ後、「さくら水産中野南口店」で中年オヤジ4名によって繰り広げられたライダーズ談義でも統一見解。
ビーチ・ボーイズ「スマイル」を聴いてから特にそうですが、「ピュア」な音楽が今の気分で、ライダーズだったらクラウン時代がぴったりと来る今日この頃です。

投稿: Accounting&Music | 2011年12月19日 (月) 23時02分

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