ビョーク(Bjork)様の待望の新作は、コンセプトはダイナミックながら音は前作よりも控え目。ビョーク(Bjork)「バイオフィリア(Biophilia)」
ピーター・ガブリエル(Peter Gabriel)が1980年代にたどり着きながらも持続することができなかった、ヨーロッパの深層部からアフリカなど世界各地に根を伸ばして行くような音世界を軽々とさらに深く開拓したような前作、「ヴォルタ(Volta)」(2007年)が実にすばらしかったビョーク(Bjork)。
約4年余りの年月を経て、待望の新作、「バイオフィリア(Biophilia)」(2011年10月)が登場。
iPadのアプリケーション、カスタム・メイドの楽器など、ながらリスナーの私にはとてもついて行けないコンセプトはダイナミックながら、前作と比べ音は控え目な印象です。
「バイオフィリア(Biophilia)」ですが、ミカエル・アムザラグ(Michael Amzalag)とマティアス・オーギュスティニアック(Mathias Augustyniak)が1992年に結成したグラフィックデザイナー・アートディレクターのデュオ、 M/M(paris)によるジャケットがまたまた素晴らしい。
・ジャケット写真の動画が楽しめる1曲目「ムーン(Moon)」のYou Tube上の、M/M(paris)もデイレクションに加わったミュージック・ビデオ(PV)。
http://www.youtube.com/watch?v=NEllp3BVq3g&feature=related
やっぱり、「様」をつけていいのは「●●様」ではなく「ビョーク(Bjork)様」だ、と確信するエキセントリックな美しさ。
・3曲目「クリスタルライン(Crystalline)」のYou Tube上の、こちらもおなじみミッシェル・ゴンドリー(Michel Gondry)デイレクションのミュージック・ビデオ(PV)。
http://www.youtube.com/watch?v=GubPWtA4F2s&feature=related
この曲は、ガムラン調で始まりドラムン・ベース(また「来て」いるんですかねぇ)になる展開が快感です。
とはいえ、前作、「ヴォルタ(Volta)」と比べるとサウンドは地味目です。
「ヴォルタ(Volta)」風の日本盤ボーナス・トラック、13曲目「ナットゥラ(Náttúra)」に一番反応してしまう私としては、次作は音も派手目で期待させていただきます。
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