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ザラザラした肌触りのミックスで封じ込まれた、才気ほとばしる、声、言葉、メロディー、コード、リズムの渦。天才、岡村靖幸(Yasuyuki Okamura)復活のセルフ・カヴァー・アルバムは前向きな意志が強く感じられる快作。「エチケット(パープルジャケット)(Etiquette Purple Jacket)」「エチケット(ピンクジャケット)(Etiquette Pink Jacket)」

H230824etiquette_purple_jacket_5 「岡村ちゃん」こと岡村靖幸(Yasuyuki Okamura)の復活作、2枚のセルフ・カヴァー・アルバム、「エチケット(パープルジャケット)(Etiquette Purple Jacket)」、「エチケット(ピンクジャケット)(Etiquette Pink Jacket)」が同時発売(2011年8月)。

 セルフ・カヴァー・アルバムは、どうしてもオリジナルと比べて期待外れのことが多いのですが、これがセルフ・カヴァー・アルバムの傑作と言ってもよい、前向きな意志が強く感じられる快作。

 ザラザラした肌触りのミックスで封じ込まれた、才気ほとばしる、声、言葉、メロディー、コード、リズムの渦が、スピーカーから解き放たれるとともに、体中を快く刺激。

 
 岡村靖幸(Yasuyuki Okamura)、天才です。

H230824 私が、天才、岡村靖幸(Yasuyuki Okamura)を認識したのは、4枚目のオリジナル・アルバム「家庭教師」(1990年11月)。

 「TV Bros.2011年8月23日号」で、いとうせいこうが、対談した岡村靖幸(Yasuyuki Okamura)に対して、「メジャー・シーンでひねりのきいたことをやってくれる人」というイメージを持っていたと語っていましたが、私もそれまでは「メジャー・フィールドで活躍するダンスがやたら上手なちょっと変わった人」という印象を持っていました。

 しかし、「家庭教師」(1990年11月)での、言葉、メロディー、コード、リズムの変幻自在、ぶっ飛びぶりには本当に度肝を抜かれました。

・You Tube上の1曲目「どうなっちゃてんだよ」のミュージック・ビデオ(PV)。

 http://www.youtube.com/watch?v=VGCRiP879S4

 

 この曲は、何度聞いても鳥肌立ちます。

 

 どういうわけか、「家庭教師」以後は、活動が不安定になってしまったのが残念。

H230824etiquette_pink_jacket さらなる紆余曲折を経て、 2011年の約7年ぶりとなるオリジナル・フル・アルバムである復活作が、「エチケット(パープルジャケット)(Etiquette Purple Jacket)」、「エチケット(ピンクジャケット)(Etiquette Pink Jacket)」(2011年8月)。

 生きて行く中で自らを律するという意味でつけられたらしい「エチケット(Etiquette)」というタイトル、後智仁(Tomohito Ushiro)によるシンプルで美しいジャケットにもよく表れていますが、これが前向きな意志が強く感じられる快作。

 

 私が、特に注目したのは、岡村靖幸(Yasuyuki Okamura)自身がプロ・トゥールスを用いて行ったらしい、ザラザラした肌触りの、歪気味のミキシング。

 中田ヤスタカ(Yastaka Nakata)のビリビリ感とも相通ずるものも感じますが、このミックスが、才気ほとばしる、言葉、メロディー、コード、リズムの渾然一体感をより際立たさせています。

・You Tube上の活動再開を記念して行われた「岡村靖幸Tシャツデザインコンテスト」の応募作品をもとに作られた、「だいすき from エチケット」 の 映像。

 http://www.youtube.com/watch?v=YLFSrnEaXNw

 「CDジャーナル(CDurnal) 2011年9月号」で、高橋健太郎がプリンス(Prince)以上に岡村靖幸(Yasuyuki Okamura)と強く重なり合ったアーティストとして、クラシックやミュージカル・ソングの影響が魅力につながっているとしてトッド・ラングレン(Todd Rundgren)を挙げていますが、確かに同感。

 そういえば、「家庭教師」(1990年11月)とトッドの「魔法使いは真実のスター(A Wizard, A True Star)」(1973年)って、ぶっ飛んだ雰囲気が似ていますね。

 もっとも、トッド・ラングレン(Todd Rundgren)はこんなにダンスは上手ではありませんので、完全な「マルチ・アーティスト」という意味ではやはりプリンス(Prince)がライバルでしょうけど、最近の作品で比べるともはや「エチケット(Etiquette)」の方が上かもしれません。

 声、言葉、メロディー、コード、リズム、そして、ダンス、ミキシングとすべてを兼ね備えた、少なくとも日本では他に類を見ない天才、岡村靖幸(Yasuyuki Okamura)のエチケットを守った今後に期待させていただきます。

 

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