追悼、コーネル・デュプリー(Cornell Dupree)。スタッフ(Stuff)ってこんなにすごかったんだと価値観を書き換えられる超ファンキー&グルーヴィーなライヴ。「ライヴ・アット・モントルー 1976(Live at Montreux 1976)」
スタッフ(Stuff)のメンバー、そして私にとってはダニー・ハザウェイ(Donny Hathaway)「ライヴ(Live)」(1972年)のバッキング・ギタリストとして印象深いコーネル・デュプリー(Cornell Dupree)が5月8日に死去。
昔自分が好きだった音楽が今どう聴こえるかという検証作業も、この「音楽水道時代」の楽しみ。
1970年代後半に好きだったクロス・オーバー(Crossover)、ジャズ・フュージョン(Jazz Fusion)もそのひとつ。
スタッフ(Stuff)のDVD、「ライヴ・アット・モントルー 1976(Live at Montreux 1976)」(JP:2007年、US他:2008年)は、1970年代当時は知られていなかった発掘映像・音源。
ピーター・バラカン(Peter Barakan)が発売時に大絶賛していたこともあり、実は最近入手し密かに愛聴していた作品で、これを機会にご紹介。
大変申し訳ありませんが、当時のスタジオ盤だけでなくライヴ盤を聴きなおしてもそれほど良いとは思えなかったスタッフ(Stuff)ですが、この「ライヴ・アット・モントルー 1976(Live at Montreux 1976)」、超ファンキー&グルーヴィーな別格的な出来。
スタッフ(Stuff)ってこんなにすごかったんだと価値観を書き換えられました。
なんといっても、まずは曲順と曲間のつなぎが素晴らしく、最初から最後まで流れるようなグルーヴ感。
・You Tube上の、「ライヴ・アット・モントルー 1976(Live at Montreux 1976)」の1曲目「フーツ(Foots)」の映像。
http://www.youtube.com/watch?v=L5aXJ83Qeoc
・同じく2曲目、スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)のカヴァー、「涙を届けて(Signed, Sealed, Delivered I'm Yours)」の映像。
http://www.youtube.com/watch?v=WGXmBZI23hk
この1曲目と2曲目のつなぎが素晴らしいのですが、この映像ではよくわかりませんね。
2曲目の映像は音量がやけに小さいし。
・同じく2曲目から3曲目「ガッド・ソロ(The Gadd Solo)」にかけての映像。
http://www.youtube.com/watch?v=4M1bEYHJJA8
http://www.youtube.com/watch?v=4M1bEYHJJA8&fmt=18
スティーヴ・ガッド(Steve Gadd)のハイハットの裏打ちのグルーヴの凄さ!失礼ですが見直しました。
ちなみにこのライヴでは、スタッフ(Stuff)のもう一人のドラマー、クリス・パーカー(Chris Parker)は不参加。
・同じく4曲目「スタッフズ・スタッフ(Stuff's Stuff)」の映像。
http://www.youtube.com/watch?v=eMaZLxr_7rg
私は、1978年、東京郵便貯金ホールでのスタッフ(Stuff)の来日公演を見ましたが、その時印象に残っているのは、ベーシストのゴードン・エドワーズ(Gordon Edwards)が自分がヴォーカルをとる1曲を除き座ったまま演奏していたこと。
リチャード・ティー(Richard Tee)のノリノリのピアノにつられるかのように、「ライヴ・アット・モントルー 1976(Live at Montreux 1976)」ではこの曲から立ち始めています。
1993年にリチャード・ティー(Richard Tee)を、1994年にもう一人のギタリスト、エリック・ゲイル(Eric Gale)を、そして今回、コーネル・デュプリー(Cornell Dupree)を失ったスタッフ(Stuff)。
改めて、今は亡き腕利きミュージシャン達のご冥福をお祈りするとともに、往年のクロス・オーバー少年諸氏へお伝えさせていただきます。
遅れてきたスタッフ(Stuff)の最高作、「ライヴ・アット・モントルー 1976(Live at Montreux 1976)」をお見逃しなく。
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