こんな時にだからこそぜひ聴いていただきたいと思います。前向きな気持ちにさせてくれるロン・セクスミス(Ron Sexsmith)の癒しと希望に満ちた新作。「ロング・プレイヤー・レイト・ブルーマー(Long Player Late Bloomer)」
当ブログでロン・セクスミス(Ron Sexsmith)の最高作と絶賛させていただいた前作、「Exit Strategy of the Soul 」(2008年)ですが、「ロング・プレイヤー・レイト・ブルーマー(Long Player Late Bloomer)」(US:2011年3月、JP:2011年4月20日予定)は、それを凌ぐ出来。
プロデューサーが、前作のマーティン・テレフェ(Martin Terefe)ではなく、なんと、メタリカ (METALLICA)やボン・ジョヴィ(Bon Jovi)等を手がけたボブ・ロック(Bob Rock)という人物。
ヘビ・メタのプロデューサーがロン・セクスミス(Ron Sexsmith)?と思わず疑問符が浮かんでしまいますが、この起用が大正解で、外連味のないアメリカン・ロック・サウンドが実に気持ちが良い。
日本盤の発売を予定しているヤマハミュージックアンドビジュアルズのこのサイトによると、「もともとメタリカのドキュメンタリー・フィルムを観てボブ・ロックの仕事ぶりに感銘、その後カナダのジュノー賞のパーティー後に偶然出会ったところ、ボブ・ロック本人もロン・セクスミスのファンだったことが今回の発端。またその会場にマイケル・ブーブレが居て、彼からも推薦された(当時制作中の『クレイジー・ラヴ』でボブ・ロックが2曲プロデュース)。」というのがボブ・ロック(Bob Rock)起用の経緯らしい。
・You Tube上のOfficialRonSexsmith投稿の3曲目「ビリーヴ・イット・ホエン・アイ・シー・イット(Believe It When I See It)」の動画。
http://www.youtube.com/user/OfficialRonSexsmith#p/a/u/0/MFww3fLhjl8
・You Tube上のカントリー・ミュージック・テレビジョン(Country Music Television, CMT)でのライブ映像で、まずは1曲目「ゲット・イン・ライン(Get In Line)」
http://www.youtube.com/watch?v=aKIVsSrDE1I&feature=related
・同じく2曲目「リーズン・ホワイ(The Reason Why)」
http://www.youtube.com/watch?v=a3QYInmR4vQ&feature=related
・同じく3曲目「ビリーヴ・イット・ホエン・アイ・シー・イット(Believe It When I See It)」
http://www.youtube.com/watch?v=9JRVIiStc9g&feature=related
・同じく5曲目「ノー・ヘルプ・アット・オール (No Help At All)」
http://www.youtube.com/watch?v=fFOY_9Deoog&feature=related
・同じく6曲目「レイト・ブルーマー(Late Bloomer)」
http://www.youtube.com/watch?v=lzLExExOjzA&feature=related
また、アルバム制作過程のドキュメンタリー映画 「ラヴ・シャイン(Love Shines)」が昨秋ヴァンクーバー映画祭にプレミアム上映され、現在も話題を呼んでいるとのこと。
・You Tube上のアルバム制作過程のドキュメンタリー映画 「ラヴ・シャイン(Love Shines)」のオフィシャル・トレーラー(Official Trailer)。
http://www.youtube.com/watch?v=s-hVxqBidkU
個人的には、このポップで垢抜けたアメリカン・ロック・サウンドは、
大好きな1980年代のエンジニア、ドン・ゲーマン(Don Gehman)つながりの3部作、
ブライアン・セッツァー(BRIAN SETZER)「ザ・ナイフ・フィールズ・ライク・ジャスティス(The Knife Feels Like Justice)」(1986年)
ジョン・クーガー・メレンキャンプ(John Cougar Mellencamp)「ザ・ロンサム・ジュビリー(The Lonesome Jubilee)」(1987年)
ザ・ディービーズ(The dB's)「ザ・サウンド・オブ・ミュージック(The Sound Of Music)」(1987年)
に相通ずるものを感じます(申し訳ありませんが、R.E.M.(アール・イー・エム)「ライフズ・リッチ・ページェント(Lifes Rich Pageant)」(1986年)は3部作には入りません)。
前向きな気持ちにさせてくれる、癒しと希望に満ちた、ポジティヴな快作、「ロング・プレイヤー・レイト・ブルーマー(Long Player Late Bloomer)」、こんな時だからこそお勧めです。
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