ドラムンベース(Drum and Bass)の普遍的な魅力。Dr.Echo-Logic(朝本浩文)「CYCLE OF BIRHTH」
UAのプロデュースでおなじみという紹介の仕方は失礼かもしれませんが、プロデューサー、DJとして活躍する朝本浩文のソロ・プロジェクトDr.Echo-Logic名義の2ndアルバム「CYCLE OF BIRHTH」(2010年7月)。
前作「PIANO×DUB」(2008年11月)発売時の、音楽サイト「Musicshelf」のプレイ・リストで、「このアルバム、そして、この時の来日公演。もう、10年も前のことになるけど、この時の衝撃、感動を超える、作品にまだ出会っていません。オレって終わってんのか??」というコメントとともにドラムンベース(Drum and Bass)の名作ロニ・サイズ&レプラゼント(Roni Size & Reprazent)「Share The Fall」を紹介していた朝本浩文。
ドラムンベース(Drum and Bass)が本当に好きなんだなぁと思っていましたが、やっぱりやってくれました。
そのロニ・サイズ&レプラゼント(Roni Size & Reprazent)の影響を受けた、朝本浩文のユニットRam Jam World(ラム・ジャム・ワールド)の「ラフ・アンド・レディー(Rough And Ready)」(1997年)は、本当に傑作で当時聴きまくりました。
FPM、Fantastic Plastic Machine(ファンタスティツク・プラスティック・マシーン)こと田中知之に相通ずるような、日本人離れした実にクールで垢ぬけたサウンド・メイキングは衝撃的でした。
ロニ・サイズ&レプラゼント(Roni Size & Reprazent)、ピチカート・ファイヴ(PIZZICATO FIVE)「大都会交響楽(I Hear A Symphony)」(1997年)などもよく聴きましたが、ドラムンベース(Drum and Bass)というコンピューターを駆使した高速で複雑なリズムの音楽は、実に未来を感じさせてくれました。
・You Tube上のロニ・サイズ&レプラゼント(Roni Size & Reprazent)「Share The Fall」のプロモーション・ビデオ(PV)。
http://www.youtube.com/watch?v=ED2fGXrgozA
・You Tube上の、メロディー・セクストン(Melodie Sexton)がヴォーカルとして参加したRam Jam World(ラム・ジャム・ワールド)「Seachin'」。
http://jp.youtube.com/watch?v=C0THGxw2Wtk
・ピチカート・ファイヴ(PIZZICATO FIVE)「大都会交響楽(I Hear A Symphony)」のプロモーション・ビデオ(PV)。
http://www.youtube.com/watch?v=av4Idbl78yo
クラブ・ミュージック事情にあまり明るくなく申し訳ありませんが、その後、ドラムンベース(Drum and Bass)のサウンドはあまり耳にしなくなったような気が。
しかし、そのコンピューターを駆使した高速で複雑なリズムという未来志向のサウンドには普遍的な魅力があると思わせてくれるのが、Dr.Echo-Logic「CYCLE OF BIRHTH」(2010年7月)。
1曲目「バイバイ ブルー」が UA、最終8曲目「LOVERS ON MAIN STREET」が元THE YELLOW MONKEY(ザ・イエロー・モンキー)の吉井和哉と、実力派ヴォーカリストを最初と最後に配した構成も良し。
日本人離れしたという言葉はもはや流行らないかもしれませんが、朝本浩文のクールで垢ぬけたサウンド・メイキング、今後も期待させていただきます。
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