あまりにも寡作な究極を求めるメロディ・メイカーにしてサウンド・クリエイター、オウズリー(Owsley)をこれまたあまり知られているとはいえない外仕事で偲ぶNO.3。ボブ・ゲイトウッド(Bob Gatewood)「Finally Home」
当ブログでも思わぬ反響があったものの、日本の音楽誌等での報道は寂しいと言わざるを得ない、オウズリー(Owsley)ことウィル・オウズリー(Will Owsley)の早すぎる死。
そこで、あまりにも寡作な究極を求めるメロディ・メイカーにしてサウンド・クリエイター、オウズリー(Owsley)をこれまたあまり知られているとはいえない外仕事で偲ぶ第3回目。
今回は、オウズリー(Owsley)の1stアルバム「カミング・アップ・ローセズ(Owsley)」(1999年)に惚れ込み参加してもらったという、ボブ・ゲイトウッド(Bob Gatewood)「Finally Home」(2001年)です。
ボブ・ゲイトウッド(Bob Gatewood)は、カラバッシュ(Calabash)というバンドを率いて、オハイオ州クリーブランド(Cleveland)で活動しているらしいアメリカのシンガー・ソング・ライター。
1997年に、カラバッシュ(Calabash)名義で、「Flowerbed」というアルバムを発表していますが、あまりに地味な仕上り。
2001年のおそらく1stソロ・アルバム「Finally Home」は、ライナー・ノーツでボブ・ゲイトウッド(Bob Gatewood)自身が熱く語っているように、プロデューサーにジョン・フォガティ(John Fogerty)との仕事で知られるトム・ブコヴァツ(Tom Bukovac)を迎え、ドラムにはジョー・ウォルシュ(Joe Walsh)との仕事で知られるジョー・ヴィターレ(Joe Vitale)を起用、そして「カミング・アップ・ローセズ(Owsley)」に惚れ込みオウズリー(Owsley)にも参加要請した力作。
特に、オウズリー(Owsley)「カミング・アップ・ローセズ(Owsley)」が自分の求めていたサウンドらしく、ハードでハイファイなロックン・ロール・サウンドは、「Flowerbed」と様変わりの気持ちよさ。
・You tube上の1曲目「Intro」、2曲目「The One That Got Away」の映像。
http://www.youtube.com/watch?v=zrIhmMa7GTg&feature=related
・You tube上の5曲目「Gotta Go」のプロモーション・ビデオ(PV)と思われる映像。
http://www.youtube.com/watch?v=nTWpVYfO0TI&feature=related
・You tube上の6曲目「Blades on the Water」の映像。
http://www.youtube.com/watch?v=yoELd7Ne_28
・You tube上の9曲目「Long Gone」の、オウズリー(Owsley)が亡くなった後にボブ・ゲイトウッド(Bob Gatewood)自身がアップした、貴重なリハーサル映像。
http://www.youtube.com/watch?v=OUJlpJnTheo&feature=related
・You tube上の9曲目「Long Gone」の完成版の映像。
http://www.youtube.com/watch?v=O6UjrQmBWQ8&feature=related
・You tube上の12曲目「If I didn't Have You」の映像。
http://www.youtube.com/watch?v=Ay2g_gCO4PE
他にも、オウズリー(Owsley)は、外仕事として、マイリー・サイラス(Miley Cyrus)やジョナス・ブラザーズ (Jonas Brothers)などでもギターを弾いていますが、特別の敬意をもって招かれている外仕事としては、ボブ・ゲイトウッド(Bob Gatewood)「Finally Home」がエイミー・グラント(Amy Grant)とのものと並んで双璧ではないでしょうか。
改めて、謹んでご冥福をお祈りいたします。
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コメント
いや〜、しかし凄い調査力ですね、上の記事、ただただビックリです。
僕はこのブログで訃報を知ったあと、
Semantics,the hard wayを入手、改めてその仕事ぶりに感動しております。
Coming up rosesなどは何度か真夜中に全曲V-DRUMで合わせて叩いたりしちゃってます。
しかし本当にどのアルバムを切っても捨て曲がないですね〜!
投稿: C3PAPA | 2010年7月20日 (火) 10時38分
C3PAPAさん、コメントありがとうございます。
今までだったら知り得ないローカルなバンド・マン、ボブ・ゲイトウッド(Bob Gatewood)の存在を知り得るのもYou Tube時代のおかげだと思います。
オウズリー(Owsley)の誠実な仕事ぶり、もっと評価されてほしいですね。
投稿: Accounting&Music | | 2010年7月25日 (日) 17時44分