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スロー・テンポなトクマルシューゴ (SHUGO TOKUMARU)と呼んでは失礼な、きらびやかな音響感が新鮮な知られざる実力派。ザ・マグネティック・フィールズ(The Magnetic Fields)「リアリズム(Realism)」

H220503_realism  音楽評論家、岡村詩野が雑誌「MUSIC MAGAZINE(ミュージック・マガジン) 2010年3月号」や「Snoozer#078 2010年4月号」等で大絶賛しているので、ザ・マグネティック・フィールズ(The Magnetic Fields)の新作、「リアリズム(Realism)」 (2010年1月)を入手。

 シンガー・ソングライター、ステファン・メリット(Stephin Merritt)を中心にロスアンゼルスをベースに活動するザ・マグネティック・フィールズ(The Magnetic Fields)、実は、1991年にアルバム・デビューし、本作が10枚目のアルバムというかなりのベテラン。

 スロー・テンポなトクマルシューゴ (SHUGO TOKUMARU)と呼んでは失礼な、きらびやかな音響感が新鮮な知られざる実力派です。

H220503_69_love_songs  先日ご紹介した、初のカヴァー・アルバム、「スクラッチ・マイ・バック(Scratch My Back)」(2010年2月)で、ピーター・ガブリエル(Peter Gabriel)が、ザ・マグネティック・フィールズ(The Magnetic Fields)のラヴ・ソングだけ69曲収録したという怪作にして快作、「69 Love Songs」(1999年)から「ザ・ブック・オブ・ラブ(The Book of Love)」をカヴァー。

 You Tube上の、ピーター・ガブリエル(Peter Gabriel)版「ザ・ブック・オブ・ラブ(The Book of Love)」のライヴ映像。

 http://www.youtube.com/watch?v=4q_JkwXoJLk

 実に美しい曲です。

 今回、amazon.co.jpで入手可能なザ・マグネティック・フィールズ(The Magnetic Fields)の作品をいろいろと聴いてみましたが、結構、音楽性に幅があり、彼らの真骨頂ともいうべき、きらびやかで新鮮な音響感が強調されたアコースティクな音楽性なのが、「69 Love Songs」(1999年)と「リアリズム(Realism)」(2010年1月)。

 特に、「69 Love Songs」よりもコンパクトにまとまった「リアリズム(Realism)」は彼らの最高作ではないかと思われます。

 スロー・テンポなトクマルシューゴ (SHUGO TOKUMARU)みたいだなぁと思って聴いていたら、「MUSIC MAGAZINE(ミュージック・マガジン) 2010年5月号」で、岡村詩野がトクマルシューゴ (SHUGO TOKUMARU)「ポート・エントロピー(PORT ENTROPY)」(2010年4月)のレコード評で、「日本の”マグネティック・フィールズ”になってきた」と書いていて思わずニヤリ。

 You Tube上の、「リアリズム(Realism)」1曲目「You Must Be Out of Your Mind」のライヴ映像。

 http://www.youtube.com/watch?v=RCAVTapPOm0

 「リアリズム(Realism)」は、ブリティッシュ・フォークにインスパイアされて制作されたらしく、ドラムは一切なし、チェロ、ヴァイオリン、バンジョーなどがフューチャー。

 自宅の風呂場で録音された音源も使用されているらしく、ラフな手触りながら、きらびやかで新鮮な音響感が素晴らしい。

 また、CDジャーナルのWEBでピーター・ガブリエル(Peter Gabriel)も触れていますが、実にロマンティックで同時に少しシニカルというステファン・メリット(Stephin Merritt)の詩がどうも素晴らしいらしい(英語弱くてよくわからないのが残念ですが)。

 「リアリズム(Realism)」の対訳付日本盤、発売を期待いたします。

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