これは大変な損失です。オウズリー(Owsley)ことウィル・オウズリー(Will Owsley)、享年44歳、究極を求めるメロディ・メイカーのあまりにも早すぎる死。「カミング・アップ・ローセズ(Owsley)」
当ブログの検索フレーズ/キーワードで「オウズリー」というのが目に入り、新作がいよいよ出たのかなと、オウズリー(Owsley)ことウィル・オウズリー(Will Owsley)の英語版ウィキペディア(Wikipedia)を見てみてびっくり。
Will Owsley (c. 1965 – April 30, 2010)って、「エッ」と絶句。
ナッシュビルの日刊紙「The Tennessean」のこの記事が情報源のようですが、どうも自殺とのこと。
究極を求めるメロディ・メイカーのあまりにも早すぎる死。
メロディーが枯渇していると言われる音楽界にとって、これは大変な損失です。
オウズリー(Owsley)ことウィル・オウズリー(Will Owsley)は、1966年アメリカはアラバマ州(アニストン)生まれのシンガー・ソング・ライター、というよりロックン・ローラー。
トッド・ラングレン(Todd Rundgren)、10cc、XTC好きは他にもいるとしても、クラウデッド・ハウス(Crowded House)が好きだなんて、とても他人とは思えない、私と音楽的趣味ほぼ一致のナイス・ガイ。
1990年代に、ベン・フォールズ・ファイヴ(Ben Folds Five)のベン・フォールズ(Ben Folds)の紹介で出合ったミラード・パワーズ(Millard Powers)と2人でザ・セマンティクス(The Semantics)を結成。
ザ・セマンティクス(The Semantics)の唯一のアルバムが「パワービル(Power Bill)」)」(1996年)。
2人が、ドラマーとしてリンゴ・スターの息子のザック・スターキー(Zak Starkey)の手を借りて製作したアルバムで、アメリカではお蔵入りになってしまったらしいのですが、コーネリアス(Cornelius)が導火線となり火がついた当時のベン・フォールズ・ファイヴ(Ben Folds Five)人気のせいか、なぜか日本だけで発売。
ザ・セマンティクスで挫折を味わったオウズリー(Owsley)は、セッション・ワークで貯めた資金でナッシュビルの自宅にスタジオを作り、2年以上の時間をかけて練りに練り上げた、1stアルバムにして珠玉のポップ・ロック・アルバムが、「カミング・アップ・ローセズ(Owsley)」(1999年)。
3曲目「カミング・アップ・ローセズ(Coming Up Roses)」、5曲目「ザ・スカイ・イズ・フォーリング(The Sky Is Falling)」は、「パワービル(Power Bill)」には収録されていたものの練り直しで、より良くするのに手間隙を惜しまない仕事ぶり。
究極のメロディーでないと気がすまないというメロディー、1年以上かけて書くという歌詞、どれもが練りに練り上げられていますが、このアルバムで特筆すべきはギターのカッコ良さで、実に良く考えられたギター・サウンド。
オウズリー(Owsley)自身もエンジニアリングを行っているこのアルバムは、今回知りましたが、グラミー賞(Grammy Award)で、ベスト・エンジニアド・アルバム(Best Engineered Album)にノミネートされたようです。
・You Tube上の、1曲目「お願いレイディオ(Oh No The Radio)」の、ケーブル・テレビのホーム・ボックス・オフィス (HBO)の音楽番組「Reverb」の1999年のライヴ映像。
http://www.youtube.com/watch?v=FhiECPH6UW4
訃報後にアップしていただいたようですが、You Tube上も映像がほとんどないオウズリー(Owsley)の実に貴重な映像です。
この曲は、ロック小僧ぶり、キャッチーで哀愁味のあるメロディーと彼の魅力が凝縮されていますね。
オウズリー(Owsley)の2枚目にして、どうやらオリジナルのフル・アルバムとしては最後の作品となりそうなのが、日本で未発売の「The Hard Way」(2004年)。
「The Hard Way」の最大の聴きどころは、クレジットはないものの、10曲目が終わった後に、シークレット・トラックとして収録された、言わずと知れたポール・マッカートニー&ウイングス(Paul McCartney & Wings)の1974年の全米No.1ヒットにして名曲中の名曲「バンド・オン・ザ・ラン(Band On The Run)」。
「トリビュート・トゥ・ザ・ミュージック・オブ・ポール・マッカートニー~やさしい気持ち (Warm and Beautiful:A Tribute To the Music of Paul McCartney)」(2001年)の1曲目に収録されたものと同じ曲。
シークレット・トラックなので10曲目からでないと頭出しできないのが難点ですが、マスタリングが違うのか、「The Hard Way」に収録されたものの方が、段違いに音が良い。
トリビュート盤のライナー・ノーツによると、ポール・マッカートニー&ウイングス(Paul McCartney & Wings)の「バンド・オン・ザ・ラン(Band On The Run)」は、1974年にプールでラジオから流れてきたのを聴いて、その後の一生で音楽をやりたいと気がついたというぐらい、思い入れ深い曲。
私にとっても、中学1年生の1974年6月の土曜日、ラジオ関東「全米TOP40」(22時~25時)の終了間際、湯川れい子氏の解説、ケイシー・ケイサム(Casey Kasem)のDJで今週のNo.1として紹介された、「バンド・オン・ザ・ラン(Band On The Run)」は、実に感動的で、その後一生音楽を聴き続けることとなった言っていいぐらい、思い入れ深い曲で、これまた他人事とは思えない。
その後に流れた、「全米TOP40」のエンディング・テーマ、MFSB feat スリーディグリーズ( MFSB (Mother, Father, Sister, Brother)featuring vocals by The Three Degrees)「ソウルトレインのテーマ(TSOP (The Sound of Philadelphia))」の甘酸っぱい響きとともに、今でもその感動が鮮やかに蘇ります。
・You Tube上の、オウズリー(Owsley)版「バンド・オン・ザ・ラン(Band On The Run)」の音のみ。
http://www.youtube.com/watch?v=KijBzZhjm7M&feature=related
最近のオウズリー(Owsley)ですが、英語版ウィキペディア(Wikipedia)で知りましたが、ユニバーサル・ミュージック・グループ(Universal Music Group)の音楽配信の新レーベル、UMe Digitalと契約し、2005年には配信のみの新曲「Psycho / Upside Down」を発表していた模様(米 iTunes storeで購入可能)。
いやぁ、ショッキングなニュースです。
今となっては、究極を求めるメロディ・メイカー、オウズリー(Owsley)のご冥福を心よりお祈りするとともに、明らかに過小と思われる彼の音楽の再評価を切に望みます。
未発表音源の発表、ボーナス・トラックとして「Psycho / Upside Down」付きの「The Hard Way」の日本盤などなど。
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コメント
記事upありがとうございます。Owsley‥誠に残念です。ご冥福をお祈りします。
Crowded houseも好きだったとは知りませんでした。band on the runのカバーはあのアルバムの中でも特に印象に残ってます。2ndには出会えてませんでしたが見つけて聴いてみたいと思います。
投稿: Water South Moon | 2010年5月 5日 (水) 13時15分
Water South Moonさん、コメントありがとうございます。
情報の少ないオウズリーの貴重な資料といえる「カミング・アップ・ローセズ」の日本盤ライナーの伊藤なつみ氏によるインタビューによれば、ベン・フォールズとか、ニール・フィンとか、曲で自分を笑い物にする、そういうのが好きと自ら語っています。
ベン・フォールズがブレークした今、オウズリーにもチャンスが訪れていると期待していたのですが。
本当に残念です。
投稿: Accounting&Music | | 2010年5月 5日 (水) 19時21分
これはショッキングですね!
当時たまたまCDショップで出会い購入したComing Up Roses、これは全曲捨て曲無しの大傑作だと思っていました。
でも世間的には全く無名…これは悲しい音楽業界の現実だなぁ…と常々思っていたところ自殺ですか…
冥福を祈りつつ、敬意を表し、
ずっと探しているんですがどこにも売っていない2ndを探す旅に出ます!
(しかしマニアックなブログですね、尊敬します)
投稿: C3PAPA | 2010年5月 7日 (金) 02時45分
記事ありがとうございます。驚きました。
映像も初めて観ました。かなり良かったです。
う〜ん こうなったら ジェイソンフォークナーとロジャーマニングJrにがんばってもらいますか。
投稿: tommy_sasuga | 2010年5月 7日 (金) 06時38分
詳細な記事ありがとうございます。
僕はComing Up Rosesを当時渋谷のタワレコでジャケ買いして作品の凄さに本当驚きました。
今でもリファレンスとして良く聞くCDです。
投稿: 0110 | 2010年5月 7日 (金) 14時28分
C3PAPAさん、コメントありがとうございます。
Coming Up Roses、全曲捨て曲無しの大傑作、同感です。
2nd「The Hard Way」ですが、amazonの中古品が今なら1点あるようです(多少プレミアついていますが)。
上記の「amazonで買う」をどうぞクリックしてください。
投稿: Accounting&Music | | 2010年5月 7日 (金) 22時56分
tommy_sasugaさん、コメントありがとうございます。
不協和音的テンション控えめのアンディ・パートリッジ(Andy Partridge)という感じのライヴでのオウズリー(Owsley)のギター、これまた最高ですね。
投稿: Accounting&Music | | 2010年5月 7日 (金) 23時15分
0110さん、コメントありがとうございます。
「カミング・アップ・ローセズ(Owsley)」ですが、日本盤ライナーによると「ストレンジ・デイズ(Strange Days)」の岩本晃一郎編集長はどうもインディーズ・レーベルで発売されたオリジナル盤らしい「Owsley」(1997年)を持っているようです。
ストレンジ・デイズ・レーベル名義で再発してほしいものです。
投稿: Accounting&Music | | 2010年5月 7日 (金) 23時23分
アマゾンクリックして、2nd「The Hard Way」、やっと本日海外より届きました。
素晴らしいのひとことです。
おすすめ、ありがとうございます。
しかしこんなに最高な音楽が日本未発売とは…
とても悲しい気がします。
どうでもいい音楽なら世の中に氾濫しているのに…
ひとりでも多くの僕のまわりの人々に聴いてもらおうと思います。
せめてもの供養です。
投稿: C3PAPA | 2010年5月22日 (土) 02時49分
C3PAPAさん、コメントありがとうございます。
「The Hard Way」、入手おめでとうございます。
1作目より曲は地味目ですが、ロック・ギター・レコーディングの金字塔と言っても良い程の音の良さ!
私も最近よく聴いています。
投稿: Accounting&Music | | 2010年5月23日 (日) 23時57分
なんと・・・もったいない・・・RIP
投稿: ぴー | 2010年9月 4日 (土) 22時12分
ぴーさん、コメントありがとうございます。
実に「もったいない」才能だったと思います。
新たに見つけたYou Tube上の追悼映像で再度、RIP。
http://www.youtube.com/watch?v=5h4nXE_mZds
投稿: Accounting&Music | 2010年9月 5日 (日) 19時43分
私はオウズリーの大ファンです。新譜はまだかと「オウズリー」で検索していて、たまたまこちらのブログを拝見して亡くなったことを知りました。残念でなりません。
ネット限定での最後の音源を取ろうと、こちらにあるリンクからitunesの米国版ページに行き、数秒の視聴はできたのですが、買えません。米国に住所のある人が買えないと聞きました。
彼の最後の2曲をどうしても手に入れたいのですが、なにか方法はありませんでしょうか。もし管理人様がお持ちでいらしたら、お譲りいただけないでしょうか。ご相談させていただきたいと思い、コメントさせていただきました。なにとぞよろしくお願いします。
こちらのブログでオウズリーがほかのミュージシャンに曲をいろいろ提供していることを知りました。エミー・グラントを知ってさっそく買い、すっかり大ファンです。ライブアルバムはここ2か月ほどヘビーローテーションです。ボブ・ゲートウッドもさきほどアマゾンで注文しました。ほかにもオウズリーの曲が提供されているようでしたら、ぜひ情報をいただければと思います。今後ともよろしくお願いします。
投稿: 三浦 | 2010年11月21日 (日) 01時04分
三浦さん、コメントありがとうございます。
「Psycho / Upside Down」、私も持っていないです。
配信が苦手な「CDおじさん」なので、CDになるのをじっと待っていました(笑)。
米 iTunes storeって、米国に住所のある人でないと買えないのですか。
日本のiTunes storeのサイトに「曲のリクエスト」というのがあります。
http://www.apple.com/jp/itunes/
さっそく、私も「Psycho / Upside Down」、リクエストしてみましたので、みんなで日本でのダウンロードを実現させましょう。
ちなみに、
オウズリーの参加コンテンツですが、
英語版ウィキペディアや
http://en.wikipedia.org/wiki/Owsley_(musician)
オールミュージック・ドット・コムなどを
http://www.allmusic.com/artist/owsley-p179714/credits
丹念に見るといろいろ見つかると思います。
私は、ブログに書いているものしか追っていませんのであまり頼りになりませんので悪しからず。
こちらこそ今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: Accounting&Music | 2010年11月21日 (日) 22時06分
新譜出てないかな~って検索してこちらへ
ショックです><
スカパーのサッカー中継のエンディングに使われていたComing Up Rosesが出会いでした。
そうか、もう新作は聴けないのか・・・。
合掌。
投稿: けんぞ | 2011年3月 6日 (日) 23時55分
けんぞさん、コメントありがとうございます。
Coming Up Rosesって、スカパーのサッカー中継のエンディングに使われていたのですか。
未公表の音源の発売を期待したいと思います。
投稿: Accounting&Music | 2011年3月21日 (月) 19時42分
皆さんと同様に、最近の彼の事が気になり、検索したらこの事を知りました、、。
今となっては、渋谷クアトロでの彼のライブに行けたのが貴重な思い出になりました。
「20世紀最後のメロディーメーカー」のご冥福をお祈りいたします。
投稿: Peace4u | 2011年4月14日 (木) 12時50分
Peace4uさん、コメントありがとうございます。
渋谷クアトロとは、1987年のジャドソン・スペンス(Judson Spence)のギタリストとして来日した時でしょうか。
いずれにせよ、生のオウズリーを見たなんて羨ましい限りです。
「20世紀最後のメロディーメーカー」、確かにゼロ年代以降とは相違する、遅れてきたという感じのソングライティングでしたね。
投稿: Accounting&Music | | 2011年4月17日 (日) 00時21分
Accounting&Music さま しつこくてすみません。
渋谷クアトロのライブは、デビューしてからなので、多分2002〜3年頃でした。もちろん彼がメインのライブでした。確か、J-WAVEで知り、すぐにチケットをゲットしました。
何曲か新曲を披露していましたが、どれもパワーポップを超えた、ハードロック路線の曲だった事を覚えています。なので、待ちに待った「the hard way」を初めて聴いた時の重苦しさにとても違和感を感じました。そしてそのアルバムタイトルも、、。
当時はただの思い込みと思っていましたが、今となっては何かあったのか?なんて勘ぐってしまいます。
投稿: Peace4u | 2011年4月17日 (日) 21時46分
Peace4uさん、コメントありがとうございます。
なるほど、ソロでも来日していたのですね。
英語版ウィキペディア(Wikipedia)を見ると
1枚目の販売元ジャイアント・レコード(Giant Records)との法的問題のため
2枚目はリリースが遅れたとなっていますね。
すごく繊細なタイプのように思われますのでとにかく残念です。
投稿: AccountingMusic | 2011年4月17日 (日) 23時49分
Accounting&Music さま ホントしつこくてすみません。
昨夜、ココに書き込みをした後、彼のHPをチェックしたところ、クアトロのライブビデオが最近アップされている事を発見しました。
濃いオレンジのウェスタンシャツを着ていたのを覚えていたので、間違いないと思います。
となると、、、ビデオの中にもありますが、来日は1999年です。
デビューからかなり経ってから来日したと思っていましたが、勘違いでした、、。
この事をお伝えしたく、、、(;´▽`A``
コレで最後にします。
投稿: Peace4u | 2011年4月19日 (火) 01時03分
Peace4uさん、コメントありがとうございます。
私もYou Tubeでその映像を発見して、今記事を書きかけていたところです。
http://www.youtube.com/watch?v=AcN2YXYdhbs&feature=fvwrel
アメリカ合衆国の方が投稿していたので関係者の方かと思いましたがそのようですね。
他のどの映像よりもふくよかに感じられるのが印象的です。
投稿: AccountingMusic | | 2011年4月19日 (火) 01時13分
驚きました。私も、新譜はまだかなと思って検索したら、ここにヒット。2年も前に亡くなっていたなんて。いい曲をたくさん残してくれました。ご冥福をお祈りします。
投稿: ノリーマン | 2012年2月26日 (日) 18時53分
ノリーマンさん、コメントありがとうございます。
日本の音楽雑誌等では話題にすらならなかったですからいまだにご存じない方も多いかもしれません。
オウズリー(Owsley)の再評価を期待いたします。
投稿: Accounting&Music | 2012年3月 4日 (日) 00時26分
始めまして!オーズリーを携帯の待ち受けにするぐらい大好きな30歳のロック青年です。
彼の作るサウンド、世界観、一つ一つの徹底してこだわった音はもっともっと評価されてもいいと心から思います。
ここまでハイセンスでカッコイイメロディーメーカーは今後絶対に現れないと思います。
本当に本当に残念でたまりません。
生で見てみたかったし、これからのオーズリを見たかったです。
ご冥福をお祈りします。
投稿: 坂本直樹 | 2013年2月 3日 (日) 12時15分
坂本直樹さん、コメントありがとうございます。
「彼の作るサウンド、世界観、一つ一つの徹底してこだわった音はもっともっと評価されてもいい」、同感です。
ベン・フォールズあたりが噛んだトリビュート盤でもだせばもう少し注目を浴びるとは思うのですが・・・。
今後に期待しましょう。
投稿: Accounting&Music | 2013年2月 3日 (日) 21時55分
引っ越しした際に、CDの山から発掘されたOwsleyのアルバムを見て懐かしく思い、「最近どうしてるのかな?」と検索したところ、このページにたどり着きました。
亡くなったということにも驚きましたが、亡くなったのが11年前というのに衝撃を受けました。
1stアルバムが出た当時、タワーレコードでは「ピックアップ・アーティスト」として彼を取り上げ、視聴機で聞けるようになっていました。
タワレコスタッフの熱を帯びたプッシュコメントに後押しされ視聴したところ、すぐに心を奪われ購入したのが昨日のことのようです。
聞きやすいギターポップなのに、日本では全く知られていないことに疑問を抱きつつ、「そのうち絶対に有名になる」と変な確信を持っていました。
同じような経緯でデビュー作を手にしたOKGOが、本国では有名なのに日本では知られておらず、こちらも同じように不思議に思っていました。
やがてOKGOが日本でも知られるようになり(音楽性ではなく、特徴的なPVで、でしたが)、「Owsleyもそろそろかな」と思って気付けばそれから10数年。まさか亡くなっていたとは…。
チャートを賑わしているアルバムの幾つかよりは、間違いなくこのアルバムの方が素晴らしいのにな、と今でも思います。
有名でないのにここまで「いつまでも聞き続けられそう」と感じられるアルバムを私は知りません。
ブログ主さんの投稿から11年経過後のコメントになりますが、残念に思うとともに彼のことを深く教えてくれたこの記事に感謝します!
本当に残念ですね…
投稿: 通りすがりのOwsley | 2021年10月11日 (月) 23時44分
>通りすがりのOwsleyさん
>ブログ主さんの投稿から11年経過後のコメントになりますが、残念に思うとともに彼のことを深く教えてくれたこの記事に感謝します!
>こちらこそ、11年前の記事にコメントいただくとともに、Owsleyを思い出させていただき、ありがとうございます。。
Apple Music、Spotify等のストリーミング・サービスでも、「カミング・アップ・ローセズ(Owsley)」(1999年)がアップされており、久しぶりに聴いてみましたが、配信でも音質が良いし、完璧なアルバムですね。本当に残念ですが、彼の音楽は残り続けるでしょう。
投稿: アカウンティング&ミュージック | 2021年10月12日 (火) 01時08分
12年前にこちらの記事でオウズリーの訃報を知りました。ショックでした。私も渋谷のクワトロライブを見た世代です。
当時は元ジェリーフィッシュのジェイソンフォークナー、後にラカンターズで結果的には1番有名になるブレンダンベンソン、そしてオウズリー。この3人ばかり聴いていた頃でした。セマンティックスは後追いで購入しました。
2022年になって、オウズリーの名前を聞かなくなって久しかったわけですが、鎌倉の古民家風のカフェで偶然流れてきたのが、カミングアップローゼズ。本当に名曲ですね。時が止まりました。
投稿: KK | 2022年11月 8日 (火) 09時20分
>KKさん
コメントありがとうございます。
>12年前にこちらの記事でオウズリーの訃報を知りました。ショックでした。私も渋谷のクワトロライブを見た世代です。
>当時は元ジェリーフィッシュのジェイソンフォークナー、後にラカンターズで結果的には1番有名になるブレンダンベンソン、そしてオウズリー。この3人ばかり聴いていた頃でした。セマンティックスは後追いで購入しました。
>2022年になって、オウズリーの名前を聞かなくなって久しかったわけですが、鎌倉の古民家風のカフェで偶然流れてきたのが、カミングアップローゼズ。本当に名曲ですね。時が止まりました。
Youtube、ストリーミング全盛のこの時代、竹内まりや、大貫妙子のシティ・ポップ・ブームのように思わぬ再評価を期待したいですね。
曲作り、アレンジ、歌、演奏、リズム、音質、あらゆる面でそのクオリティーがあると思います。
投稿: アカウンティング&ミュージック | 2022年11月10日 (木) 22時03分