あまりにも寡作な究極を求めるメロディ・メイカーにしてサウンド・クリエイター、オウズリー(Owsley)をこれまたあまり知られているとはいえない外仕事で偲ぶNO.2。エイミー・グラント(Amy Grant)「シンプル・シングス(Simple Things)」
当ブログでも思わぬ反響があった、オウズリー(Owsley)ことウィル・オウズリー(Will Owsley)のあまりにも早すぎる死。
あまりにも寡作な究極を求めるメロディ・メイカーにしてサウンド・クリエイター、オウズリー(Owsley)をこれまたあまり知られているとはいえない外仕事で偲ぶ第2回目。
今回は、オウズリー(Owsley)の才能の良き理解者であったと思われるエイミー・グラント(Amy Grant)の2003年のアルバム、「シンプル・シングス(Simple Things)」です。
エイミー・グラント(Amy Grant)は、1960年生まれのナッシュビル在住のアメリカのシンガー・ソング・ライターで、16歳でデビュー後、累計で3,000枚以上のアルバム・セールスを誇る「クリスチャン・ポップの女王(The Queen of Christian Pop)」。
ザ・セマンティクスで挫折を味わったオウズリー(Owsley)は、ミラード・パワーズ(Millard Powers)とともに参加した1994年の1年半にも及んだエイミー・グラント(Amy Grant)のワールド・ツアーで資金を貯め、ナッシュビルの自宅にスタジオを作り、傑作、「カミング・アップ・ローセズ(Owsley)」(1999年)を制作。
ちなみに、オウズリー(Owsley)は、1987年のジャドソン・スペンス(Judson Spence)のツアー・ギタリストとしての来日以来、2回目の来日を1994年にエイミー・グラント(Amy Grant)のツアー・ギタリストととして果たしているらしい。
・You Tube上で実に面白い映像を発見。
1994年のエイミー・グラント(Amy Grant)によるジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell)のビッグ・イエロー・タクシー(Big Yellow Taxi)のカヴァーのライヴ映像、バックにはもちろん、若きオウズリー(Owsley)&ミラード・パワーズ(Millard Powers)。
http://www.youtube.com/watch?v=41SCyFsljwY
オウズリー(Owsley)のスライド・ギターもなかなか良いですね。
「シンプル・シングス(Simple Things)」(2006年)で、オウズリー(Owsley)は、ギタリストだけではなく、3曲目「シンプル・シングス(Simple Things)」と8曲目「タッチ(Touch)」で共同作曲者としてもクレジット。
また、1曲目「ハッピー(Happy)」では、バックグラウンド・ボーカルとして、オウズリー(Owsley)とともに当時の奥さんレベッカ(Rebecca)もクレジットされています。
ビルボード(Billboard)の アダルト・コンテンポラリー・チャート(Adult Contemporary chart)の第23位を記録した「シンプル・シングス(Simple Things)」は、なかなかの名曲。
・You Tube上の、ギターがオウズリー(Owsley)の「シンプル・シングス(Simple Things)」のライヴ映像、ただしベースはミラード・パワーズ(Millard Powers)ではない。
メロディアスながらハードなオウズリー(Owsley)のバッキング・ギターが楽しめます。
オウズリー(Owsley)のエイミー・グラント(Amy Grant)のライヴでのプレイが堪能できるのが、ライヴDVD「Time Again: Amy Grant Live All Access」(2006年)。
2006年4月のテキサス州フォート・ワースのベース・ホール(Bass Hall in Fort Worth, TX)でのライヴ映像ですが、うれしいことに、こちらはベースもミラード・パワーズ(Millard Powers)。
You Tube上の映像がなくご紹介できないのが残念ですが、ほぼ全曲にわたって二人のプレイが楽しめ、もちろん「シンプル・シングス(Simple Things)」も収録されています。
エイミー・グラント(Amy Grant)「シンプル・シングス(Simple Things)」を通して、より多くの人にオウズリー(Owsley)の音楽が届くとことを願わさせていただきます。
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