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リーマン・ショック後のデフレ不況下でも大きく利益を上げている会社があるのです。「逆境下、1割が最高益 成長市場を開拓・コスト改革・特需」(2010年5月15日付日本経済新聞より)

 会計事務所といいう職業柄、よく聞かれるのが景気はどうですか、利益を上げている会社というのはどんな会社ですかという質問。

 お客様との守秘義務がありますから具体的には答えられませんが、リーマン・ショック後のデフレ不況下でも大きく利益を上げている会社がいらっしゃるのも事実。

 そんな中、2010年5月15日付日本経済新聞に、「逆境下、1割が最高益 成長市場を開拓・コスト改革・特需」との見出しの記事が。

 景気低迷の逆境の中で最高益を更新する企業が相次いでおり、日本経済新聞社の集計によると、2010年3月期の経常利益が過去最高となった上場企業は全体の約1割に達し、

 ネット・健康等の成長市場の開拓

 コスト削減などの着実な改善活動

 政策等のよる特需

 などが原動力とのことです。

■ネット・健康等の成長市場の開拓

・株式会社ディー・エヌ・エー

 まずは無料ゲームで会員数を増やし、ゲームをより有利に進行するための有料アイテムを販売する手法で、携帯電話ゲームが20~30歳代の利用者の人気を集め収益を押し上げたとのこと。

・株式会社カカクコム

 消費者の節約志向をとらえ、家電などの販売価格の比較サイトの利用者が急増し、顧客を店舗サイトに誘導する際に発生する紹介料などが収益源で、4期連続最高益となったとのこと。

・ソフトバンク株式会社

 音声通話は低迷しているが、データ通信という新たな需要を掘り起こすことにより通信収入を増やし、高機能携帯電話の「iPhone(アイフォーン)」効果で前期の経常利益は51%増えたとのこと。

・ワタミ株式会社

 運営する介護施設の入居率は95%台と高く、伸び悩んでいる居酒屋など外食事業を補い、介護事業が業績のけん引役となり4期連続最高益となったとのこと。

・塩野義製薬株式会社

 高齢化が進む中での新たな成長市場の医療関連で、高脂血症治療薬「クレストール」のヒットにより販売権を供与する英アストラゼネカからの特許料収入により経常益は58%増えたとのこと。

■コスト削減などの着実な改善活動

 最高益を更新する企業の半分近くの61社は、減収にもかかわらず記録を更新。

・株式会社エフピコ

 食品トレー最大手で、トレー価格の値下げにより売上高は3%減ったものの、強度を保ちながらトレーを薄くし、トラックの積載量を増やすことで配送費削減につなげるなど、地道な努力を続け、品目の絞り込みや生産効率化に努め経常利益は31%増を確保したとのこと。

・株式会社ヤオコー

 仕入れコストを低減するため、バイヤーが店舗ごとに新しい仕入れ先を直接開拓したり、オール電化店舗による光熱費削減など、日々のコスト削減も功を奏し8億円の経費削減につながったとんもこと。

・株式会社タカラトミー

 現代版ベーゴマ「ベイブレード」がヒットしたものの、売上高は2期連続で減少したが、広告宣伝費や人件費、物流費など販売管理費を29億円圧縮し、生産拠点も人件費が上昇しつつある中国から、より割安なベトナムへとシフトしつつあるとのこと。

■政策等のよる特需

・株式会社ヤマダ電機

 省エネ家電の購入を促すエコポイント効果でテレビや冷蔵庫販売が増え、経常利益は初めて1000億円を超えたとのこと。

・日本合成化学工業株式会社

 中国などでの薄型テレビの需要増で、液晶ディスプレーに欠かせない偏光板向けポバールフィルム生産で高シェアを持つ強みを持ち、経常利益100億円を確保したとのこと。

・株式会社モリタホールディングス

 地方自治体の消防車の買い替えを促進する補正予算の効果で、経常利益が62%増えたとのこと。

■上記から感じること

 金銭的なリスクを取りづらい我々中小企業が見習うべき点は、まずは現在ある「本業」での「コスト削減などの着実な改善活動」で経常的に利益を上げることがまずは1番で、「本業」との相乗効果を得る形で「ネット・健康等の成長市場の開拓」や「政策等のよる特需」という機会を逃さないようにするという点かと思われます。

 逆に言うと、「コスト削減などの着実な改善活動」に勤めていれば、機会(チャンス)は必ず訪れるはずであり、機会(チャンス)を掴む感度も磨かれているはずかと思います。

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