イギリスの庶民の喜怒哀楽と反骨精神を歌に綴り続ける、笑いと涙の珠玉の名曲集。マッドネス(Madness)「トータル・マッドネス(Total Madness)」
再発盤の「ワン・ステップ・ビヨンド~デラックス・エディション(One Step Beyond...)」(オリジナル:1979年、デラックス・エディション再発2009年12月)、新譜の「The Liberty of Norton Folgate Silver Edition」(2009年11月)と、その素晴らしさに最近、はまっているのが、マッドネス(Madness)。
今回ご紹介するのは、同じく2009年発売のCD23曲・DVD22曲(PV)のベスト盤、マッドネス(Madness)「トータル・マッドネス(Total Madness)」(2009年9月)ですが、これまた素晴らしい。
ロンドンの2階建バス、ダブルデッカー(Double Decker)のジャケットも鮮やかな本盤、イギリスの庶民の喜怒哀楽と反骨精神を歌に綴り続けるマッドネス(Madness)の、笑いと涙の珠玉の名曲集です。
新譜の「The Liberty of Norton Folgate」(2009年5月)が全英第5位と、イギリス人に根強い人気のマッドネス(Madness)。
「トータル・マッドネス(Total Madness)」(2009年9月)も全英第11位を記録。
ちなみに、マッドネス(Madness)のベスト・アルバムとしては、過去に、歌詞・対訳付の日本盤も発売された「ベスト・オブ・マッドネス(Divine Madness)」 (1992年)がありますが、こちらはなんと全英第1位を記録しています。
セールスを見ても解るように、マッドネス(Madness)の曲、特にシングル曲は実にキャッチーで、ベスト・アルバムにするとこれまた実に映えるのです。
当ブログ恒例のYou Tube上の映像紹介ですが、プロモーション・ビデオについてはほぼ全部アップされていますので、今回は、「喜怒哀楽」の「哀」の部分に絞ってご紹介。
・7曲目「イット・マスト・ビー・ラブ(It Must Be Love)」
http://www.youtube.com/watch?v=WlrR66WX74g&feature=related
当ブログへのコメントでtommy sasugaさんがお好きとおっしゃていた1981年11月発売のシングルの本曲は、ラビ・シフレ(Labi Siffre)の1971年の全英第14位のシングルがオリジナルで、カヴァー曲のセンスの良さもマッドネス(Madness)の魅力。
ラビ・シフレ(Labi Siffre)版「イット・マスト・ビー・ラブ(It Must Be Love)」の映像。
http://www.youtube.com/watch?v=eTeGwNHEEFk
・11曲目「NW5」
http://www.youtube.com/watch?v=61z9yBZM1n0&feature=related
新譜の「The Liberty of Norton Folgate」(2009年5月)にも収録された2008年1月発売のシングルの本曲は、 キー・ボードのマイク・バーソン (Mike Barson)とサックスのリー・トンプソン (Lee Jay Thompson)作のオリジナル。
・16曲目「ラブ・ストラック(Lovestruck)」
http://www.youtube.com/watch?v=kWNGjMufEcc
アルバム「ワンダフル(Wonderful)」(1999年11月)からの1999年7月発売の先行シングルの本曲は、同じくキー・ボードのマイク・バーソン (Mike Barson)とサックスのリー・トンプソン (Lee Jay Thompson)作のオリジナル。
・17曲目「ワン・ベター・デイ(One Better Day)」
http://www.youtube.com/watch?v=qezXWcpKkOY
アルバム「キープ・ムービング(Keep Moving)」(1984年2月)からの1984年2月発売のシングルの本曲は、ヴォーカルのサグス(Suggs)ことグラハム・マクファーソン (Graham McPherson)とベースのマーク・ベドフォード (Mark William Bedford)作のオリジナル。
・18曲目「マイケル・ケイン(Michael Caine)」
http://www.youtube.com/watch?v=DiWB6XP228Y
同じくアルバム「キープ・ムービング(Keep Moving)」(1984年2月)からの1984年2月発売のシングルの本曲は、バックヴォーカルのチャス・スマッシュ(Chas Smash)ことカサル・スミス (Cathal Smyth)とドラムスのダニエル・ウッドゲート (Daniel Woodgate)作のオリジナル。
う~ん、染みるメロディーです。
こうやって聴いてみると、全曲、元デフ・スクール(Deaf School)のクライヴ・ランガー(Clive Langer)と、アラン・ウィンスタンレイ(Alan Winstanley)のコンビのプロデュースのものの、作詞作曲者は各メンバー、カヴァーと多種多様で、それでいながらの絶妙の統一感と品質管理は、見事の一語。
マスタリングのクレジットはないようですが、最新リマスタリングと思われる音質も申し分ない「トータル・マッドネス(Total Madness)」、お勧めいたします。
今後は、新譜「The Liberty of Norton Folgate」とともにぜひ歌詞・対訳付の日本盤の発売を期待させていただきたいと思います。
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