やっぱり唯一無二の魅力です、ビリビリ・ビートとキュートなロボ声の織りなす快感。Perfume(パフューム)「不自然なガール/ナチュラルに恋して」
なんと驚くことに今年で結成10周年を迎えるらしい(ブレークするのに苦労しました)、Perfume(パフューム)の、傑作「ワンルーム・ディスコ」(2009年3月)から約1年ぶりのシングル、「不自然なガール/ナチュラルに恋して」(2010年4月)が発売。
不肖、私、発売に気がつくのが遅れてamazonに予約注文しようとしたら、発売前なのにもうDVD付の初回限定盤は再入荷見込み立たずで注文不可。
しまったという気持ちの反面、相変わらずのPerfume(パフューム)人気に一安心。
通常盤で入手させていただきましたが、ビリビリ・ビートとキュートなロボ声の織りなす快感はやっぱり唯一無二の魅力です。
capsule(カプセル)の新作アルバム「PLAYER」(2010年3月)が大変申し訳ございませんが個人的には少々期待はずれな出来で、中田ヤスタカ&Perfume(パフューム)の今後の行方に若干の懸念が生じていたのも事実。
ところが、新作シングル「不自然なガール/ナチュラルに恋して」(2010年4月)は、予想を超えるなかなかの快心作。
まず、なんといっても、「不自然」、「ナチュラル」という言葉の対比が面白く、元ピチカート・ファイヴ(PIZZICATO FIVE)の小西康陽に相通ずる、中田ヤスタカのタイトルのネーミングの妙が素晴らしい。
サウンドの方も、ビリビリ・ビート、キュートなロボ声、リズミックな歌詞、ほのかに哀愁漂うメロディーが渾然一体となり、パンチ力、味わい深さともに十分の満足感。
・You Tube上の「不自然なガール」のプロモーション・ビデオ
http://www.youtube.com/watch?v=y13poaezWDI
監督は、CDのアート・ディレクションに手掛けるおなじみ関和亮(triple-0)。
・「ナチュラルに恋して」
http://www.youtube.com/watch?v=edyARJq9sgM
「NATURAL BEAUTY BASIC」CMソングで、監督は、同CMと同様、「シークレットシークレット」のPVも手掛けた児玉裕一。
この曲、トーマス・ドルビー(Thomas Dolby)を彷彿とさせるテクノ・Pファンク (P-Funk)調で、おじさんは特に気に入りました。
思わず、ワォといいたくなる、ファンキーなPerfume(パフューム)、いいじゃないですか。
中田ヤスタカ&Perfume(パフューム)、惚れ直しました!
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コメント
初回盤には【ナチュラルに恋して】のPVがはいってません。
だが、PV、曲ともに【ナチュラルに恋して】の方が圧倒的にかっこいいと思いますね。
あんな感じなのに、要所要所で高度なヒップホップダンステクニックが入っている。
いとも簡単そうにやってのけるこの3人は凄いですね。
あと、3人の地声の強度ってのを凄い感じますね。
投稿: tommy sasuga | 2010年4月15日 (木) 21時41分
tommy sasugaさん、コメントありがとうございます。
私も「ナチュラルに恋して」の方が好きですね。
ファンキーなPerfume(パフューム)、もっと聴きたいです。
投稿: Accounting&Music | 2010年4月16日 (金) 00時11分
追伸です。
この複雑骨折的ファンキー・テクノ・サウンドって、トーマス・ドルビー(Thomas Dolby)というよりもスクリッティ・ポリッティ (Scritti Politti)に近いかもしれませんね。
どちらにしろ、1980年代青春おじさんにはたまりません。
投稿: Accounting&Music | 2010年4月16日 (金) 00時32分
まさに!僕もスクリッティ・ポリッティの「ヒプノタイズ」あたりを思い浮かべました。もちろん2曲とも大満足です。
投稿: K2 | 2010年4月16日 (金) 21時25分
K2さん、コメントありがとうございます。
トーマス・ドルビー(Thomas Dolby)も出たというのに、スクリッティ・ポリッティ (Scritti Politti)、リマスター盤がなかなか出ませんね。
当時は未来の音楽に思えた「キューピッド&サイケ85(Cupid & Psyche 85)」のスペシャル・エディション、最新のリマスタリング技術でぜひ聴いてみたいです。
投稿: Accounting&Music | 2010年4月18日 (日) 21時01分