海の向こうでも、やはり ホール&オーツ(Hall & Oate)が来ていましたか、なんて思わせる好企画盤。ザ・バード&ザ・ビー(The Bird and The Bee) 「プライベート・アイズ~トリビュート・トゥ・ホール&オーツ( Interpreting the Masters 1: Tribute to Hall & Oate)」
以前にご紹介したように、我が人生の1枚ともいうべきアルバムを1枚あげるとするならば、ダリル・ホール&ジョン・オーツ(Daryl Hall & John Oates)「モダン・ポップ(X-STATIC)」(1979年)。
同作品が、2009年6月に「Blu-spec CDTM」 で発売されたり、4枚組全74曲入りボックス・セット、「ドゥ・ホワット・ユー・ウォント、ビー・ホワット・ユー・アー(Do What You Want Be What You Are: The Music of Daryl Hall & John Oates)」(US:2009年10月、JP:2009年11月)が発売されたりしたこともあり、実は最近よく聴いていたのがホール&オーツ(Hall & Oate)。
そんな中で発売になったのが、「トリ・ハチ(鳥・蜂)」ことザ・バード&ザ・ビー(The Bird and The Bee)の 「プライベート・アイズ~トリビュート・トゥ・ホール&オーツ( Interpreting the Masters 1: Tribute to Hall & Oate)」(US:2010年3月、JP:2010年4月)。
海の向こうでも、やはり ホール&オーツ(Hall & Oate)が来ていましたか、なんて思わせる好企画盤です。
ホール&オーツ(Hall & Oate)で思い出すのは、「モダン・ポップ(X-STATIC)」(1979年)が大好きだった大学生の頃に、ある音楽サークルで出会った、「ギャルソン娘」(当時はコムデ・ギャルソンを始めとする黒づくめのファッションが時代の先端)風のイギリスからの留学生に、ホール&オーツ(Hall & Oate)が好きだと言ったら、「Teenage Music」と鼻であしらわれたこと(笑)。
その時は、ホール&オーツ(Hall & Oate)の歌詞って、やはり欧米人から見ると単純なのかと思いましたが、中川五郎 (翻訳)「ホールアンドオーツ詩集(Hall And Oate Lyrics)」(1986年)の「あとがき」での、中川五郎の指摘が面白い。
中川五郎によると、ホール&オーツの詩は文学性は持ち合わせておらず一般的に注目されていないが、ただの人であり続けること、ただの人の側につくことといった、反主流、反権力の首尾一貫した思想なようなものが読み取れるとのこと。
「蒼氓(そうぼう)」に代表される山下達郎の詩に相通ずる世界といったらよいでしょうか。
・You Tube上の2曲目ザ・バード&ザ・ビー(The Bird and The Bee)版「リッチ・ガール(Rich Girl)」のライヴ映像。
http://www.youtube.com/watch?v=_2c-_ftKCeY&feature=related
リトル・フィート(Little Feat)の故ローウェル・ジョージ(Lowell George)の娘のイナラ・ジョージ(Inara George)は、妊娠中のようですがあんなにダンスをして大丈夫なのでしょうか?
ホール&オーツ(Hall & Oate)版もどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=jAoVNxQHR9s
D:エディ・ザイン(Eddie Zyne)、B:スティーヴン・ディーズ(Stephen Dees)、G:トッド・シャープ(Todd Sharp)のタイトなリズム・セクションが最高の、ホール&オーツ史上、最強のライヴ・バンドによる、1977年、ドイツのTV番組「MusikLaden」でのライヴ映像。
・You Tube上の4曲目ザ・バード&ザ・ビー(The Bird and The Bee)版「サラ・スマイル(Sara Smile)」のライヴ映像。
http://www.youtube.com/watch?v=mCkaV_Qd-L0&feature=related
ホール&オーツ(Hall & Oate)版の同じく「MusikLaden」でのライヴ映像。
http://www.youtube.com/watch?v=bLRMEsgM-Lc
こうやって、比べると、ダリル・ホール(Daryl Hall)の歌のリズムの抜群の切れの良さというのが光ります。
ホール&オーツ(Hall & Oate)、今の時代にぴったりと来ますね。
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