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今は亡き中央監査法人の生んだ会社法決算書作成実務本の傑作が3年ぶりに復活。新日本有限責任監査法人(編)「会社法決算書作成の実務」

H220331  八重洲ブックセンターの3月決算用事務書平積コーナーで、思わず見つけたのが、どこかで見たことのある装丁の、新日本有限責任監査法人(編)「会社法決算書作成の実務」(2010年3月)。

 手にとって見ると、見慣れたレイアウト、そしてありました「黄金」の開示モデル、そう、これは今は亡き中央監査法人の生んだ会社法決算書作成実務本の傑作の3年ぶりの復活なのです。

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 商法、そして改正後の会社法の決算書作成の実務本は、各大手監査法人のものをはじめ数多く出版されてきましたが、なんと言っても、版を重ねること幾年か、中央(青山)監査法人の「会社法決算書の実務」が私にとって一番。

 何が良いかというと、過不足ない簡潔な記載内容もそうですが、「黄金」といっても良い開示モデルが素晴らしく、長年、私の決算書作成の基準とさせていただいておりました。

 ところが、会社法施行直後の2007年2月、中央青山監査法人から改称してみずず監査法人になっていましたが、カネボウや日興コーディアルグループ等の粉飾決算の影響から、監査業務からの撤退を発表。

 最後の力を振り絞るようにというよりも、もう原稿が出来上がっていたからでしょうが、みずず監査法人(編)で発売されたのが「会社法決算書の実務」(2007年3月)。

 しかし、翌年からは、本書は新日本監査法人には継承されず、幻の名著と化すかと思われました。

 ところが、冒頭でご紹介させていただいたように、新日本有限責任監査法人(編)「会社法決算書作成の実務」(2010年3月)のように不死鳥のように復活。

 おそらく、旧中央監査法人のクライアントから、本書が良かったがもう作らないのかとリクエストがあったのでありましょう。

 新日本監査法人にはもともと「会社法決算書の読み方・作り方」という商法→会社法の決算書作成本がありましたから、今後は2種類が平行してゆくことになりそうです。

 何はともあれ、私の決算書作成の基準の復活、心より喜ばさせていただきます。

 

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