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今聴いても最高な20世紀末を席巻したハイテンションなグルーヴが楽しめる、小西康陽の傑作リミックス集。「ATTRACTIONS! KONISHI YASUHARU Remixes 1996-2010」

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 元ピチカート・ファイヴ(PIZZICATO FIVE)の小西康陽が、2009年12月よりビクターに移籍し、新レーベル「READYMADE V.I.C」を設立し、リミックス作品集、「ATTRACTIONS! KONISHI YASUHARU remixies 1996-2010」(2010年3月)を発売。

 特に、1998年から1999年にかけてのリミックス作品は、20世紀末を席巻したといっても良い、ハイテンションなグルーヴで今聴いても最高。

 今やTHE BAWDIES(ザ・ボウディーズ)でおなじみ、小西康陽のレディメイド・インターナショナル(readymade international)出身、solla inc.の吉永祐介氏の白基調のすっきりしたデザインの熊田陽子モデルのジャケットも美しい本作、ビクター移籍、景気づけの第一弾にふさわしい、傑作リミックス集です。

H220321  小西康陽の外仕事集としては、女性アーティストへの提供曲集、「きみになりたい。」(2004年3月)があり、これまた傑作でした。

 観月ありさ「パリの恋人 / トーキョーの恋人」、深田恭子「キミノヒトミニコイシテル」は最高です。

 くらもちふさこのコミック「天然コケッコー! 」を利用した、やはり白を基調としたジャケット・デザインも吉永祐介氏の仕事。

 小西康陽は、「きみになりたい。」での仕事がそうなように、職業作曲家にもともとなりたかった人。

 「ATTRACTIONS! KONISHI YASUHARU remixies 1996-2010」(2010年3月)付録の、小西康陽自身執筆の25ページにも及ぶライナーノーツによると、1991年に日本コロンビアに移籍した際に5ヶ月連続CDリリースをぶちあげたため、作品数を増やすのにリミックス・ヴァージョンを作るのが助けになりそれがリミックスを始めるきっかけだったとのこと。

 したがって、そのせいなのかリスニング作品としても楽しめるのが、FPMとも通ずる小西康陽のリミックス作品の特徴。

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 「ATTRACTIONS! KONISHI YASUHARU remixies 1996-2010」で、やはり最高なのが1998年から1999年にかけてのリミックス作品。

 シリーズ・トータルの売上が100万枚を越えたらしいルパン三世リミックス集「PUNCH THE MONKEY !」(1998年6月)収録の小西康陽「ルパン三世主題歌3」、「electro-cute」(1999年6月)収録のエレキハチマキ「(it's a)Gloomy day」、「YMO-REMIXES TECHNOPOLIS 2000-01」(1999年11月)収録のYMO「TECHNOPOLIS」、12インチリミックスアルバム「ヨコワケハンサムワールド」(1999年11月)収録のクレイジーケンバンド「葉山ツイスト」と、飛ぶ鳥を落とす勢いの、圧倒的なハイテンションなグルーヴ感。

 当時、小西康陽と野宮真貴が司会の東京FM「レディメイドFM(readymade FM)」を愛聴していましたが、毎週のようにもたらされる小西康陽の仕事情報には心躍らされたものです。

 クレイジーケンバンドの存在を知ったのも「レディメイドFM(readymade FM)」だったし、そういえば東京FMのジングルはピチカート・ファイヴ(PIZZICATO FIVE)だったよなぁ。

 というわけで、20世紀末の東京を躍らせた小西康陽の圧倒的なハイテンションなグルーヴ感、ぜひ皆様にも感じていただきたいと思います。

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