ごく当たり前のとんかつをこんなにもおいしくするプロの職人芸。「とんかつ やまいち」(神田須田町)
「とんかつ やまいち」(神田須田町)は、雑居ビルの1階にある、居酒屋のような店構えの目立たないとんかつ店。
メニューもごくごく普通のとんかつ店のメニュー。
しかしながら、どのメニューを食べても、ただならぬおいしさにびっくりします。
ごく当たり前のとんかつをこんなにもおいしくするプロの職人芸、恐れ入ります。
岸 朝子(著)「東京 五つ星の肉料理」によれば、神田須田町で知られたとんかつ専門店「勝漫」の板場を長く預ってきた松井孝仁氏が独立し、2007年8月に開業したのが「とんかつ やまいち」(神田須田町)とのこと。
地味な店構えもいかにも腕に自信のある職人気質を感じます。
豚汁ではなく、柚子の香りの利いた赤出汁がつく他は、キャベツの千切りにお新香の付け合せとごくごく普通のひれかつ定食。
ところが、ひとつひとつの工夫がそうさせるのか、見た目よりさっぱりとしており、ただならぬおいしさ。
「特ヒレ定食」(2,100円)もありますが、「ヒレ定食」でも十分に他の店の「特上」を上回るレベルのように感じます。
キャベツが別盛でついてくること、柚子の香りの利いた赤出汁がつくこと意外はこれもごく普通のかつ丼ながら、ただならぬおいしさ。
ただしい、悲しいかな年をとってくると、ごはんを少なくしてもらわないともはや食べきれないかもしれません。
「当たり前の仕事」を手を抜かず磨き続ける職人芸、私も税務会計の「職人」として見習わさせていただきたいと思います。
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