« 一人勝ちユニクロ、柳井正社長「日本は安心を求めて志がなくなった」(「週刊文春」2009年12月31日・1月7日新年特大号より) | トップページ | ごく当たり前のとんかつをこんなにもおいしくするプロの職人芸。「とんかつ やまいち」(神田須田町) »

メロディー枯渇時代に光を放つ、名曲のシャワー。ポール・マッカートニー(Paul McCartney)「グッド・イヴニング・ニューヨーク・シティ~ベスト・ヒッツ・ライヴ (Good Evening New York City)」

H220116_good_evening_new_york_city 1965年にザ・ビートルズが史上初のスタジアム・コンサートを敢行したシェア・スタジアムも替わる新球場、シティ・フィールドのオープニングを飾り2009年7月に3夜にわたり開催されたコンサートの実況盤、ポール・マッカートニー(Paul McCartney)「グッド・イヴニング・ニューヨーク・シティ~ベスト・ヒッツ・ライヴ(Good Evening New York City)」(2009年11月)が発売。

 全33曲のパフォーマンス中、20曲がザ・ビートルズ(The Beatles)時代のナンバーということもあり、懐メロ的回顧盤と思いきや、予想以上に元気なポール・マッカートニー(Paul McCartney)、メロディー枯渇時代に光を放つ、名曲のシャワーです。

 少々前ですが、2009年11月28日付日本経済新聞の矢沢永吉(Eikichi Yazawa)の記事で、石坂敬一日本レコード協会会長が、最近は、「歌は世につれ世は歌につれ」という法則性がなくなり、その背景にはメロディー不作とヒップホップの隆盛、音楽制作のデジタル化があり、映画「タイタニック」でセリーヌ・ディオンが歌った主題歌が「世界の音楽工場」米国発の最後のメロディーではないかと指摘。

 2009年5月に公表された、経済産業省での、石坂敬一氏が座長を務めた「音楽産業のビジネスモデル研究会」の報告書でも指摘されていますが、世界中で広く共通に愛される文化として、音楽の魅力が急速に低下しているというのが紛れも無い事実。

 そのような中、「グッド・イヴニング・ニューヨーク・シティ~ベスト・ヒッツ・ライヴ(Good Evening New York City)」(2009年11月)を見ると、観客席の老若男女、実に幅広い客層に浴びせかける、ポール・マッカートニー(Paul McCartney)の音楽人生を集大成したグッド・メロディー、名曲のシャワー。

 このコンサートに来ていた子供達、このCDを聴いた子供達から、素晴らしいメロディー・メイカーが生まれて来るかもしれません。

 ポール・マッカートニー(Paul McCartney)に感心するのは、いまだに現役進行中のミュージシャンでもあること。

 「追憶の彼方に〜メモリー・オールモスト・フル(Memory Almost Full)」(2007年)収録の「ダンス・トゥナイト(Dance Tonight)」の往年の名曲に負けない素晴らしさ。

・You Tube上の、本作のライヴと異なりますが、2007年6月の英国BBC「Later... with Jools Holland」での「ダンス・トゥナイト(Dance Tonight)」のライヴ映像。

 http://www.youtube.com/watch?v=WHpbd3zhWhA

 ポール・マッカートニー(Paul McCartney)の後を引き継ぐメロディ・メイカーに期待いたします。

|

« 一人勝ちユニクロ、柳井正社長「日本は安心を求めて志がなくなった」(「週刊文春」2009年12月31日・1月7日新年特大号より) | トップページ | ごく当たり前のとんかつをこんなにもおいしくするプロの職人芸。「とんかつ やまいち」(神田須田町) »

音楽等(やや通向)」カテゴリの記事

コメント

ポールほどの大御所になれば、それこそオーケストラをバックにフランク・シナトラ状態で歌だけを歌っていても十分にコンサートは成立しますよね。
だけどシンプルな編成で、自分ももちろんベースやらギターやらピアノを弾きまくりながら歌う、ってのがロックしていていいなぁ。

バンドがやりたいんですよ、やっぱりポールは。たとえそれがビートルズやウイングスでなくソロ名義だったとしても。

投稿: K2 | 2010年1月17日 (日) 10時11分

K2さん、コメントありがとうございます。
なるほど、生涯バンド・マンですね。
話は変わりますが、「クッキーシーン VOL.78」(2009年12月)のコーネリアスのインタビューによると、細野晴臣が最近バイオリン・ベースを使うのはどうも軽いかららしく、もしかしてポールも同じ理由かも(笑)。

投稿: Accounting&Music | 2010年1月18日 (月) 01時11分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/503310/47313726

この記事へのトラックバック一覧です: メロディー枯渇時代に光を放つ、名曲のシャワー。ポール・マッカートニー(Paul McCartney)「グッド・イヴニング・ニューヨーク・シティ~ベスト・ヒッツ・ライヴ (Good Evening New York City)」:

« 一人勝ちユニクロ、柳井正社長「日本は安心を求めて志がなくなった」(「週刊文春」2009年12月31日・1月7日新年特大号より) | トップページ | ごく当たり前のとんかつをこんなにもおいしくするプロの職人芸。「とんかつ やまいち」(神田須田町) »