貫禄、別格のグルーヴ感。Fantastic Plastic Machine(ファンタスティック・プラスチック・マシーン)改めFPM名義の新作、「FPM」
honeyee.com〈ハニカム〉ブログからアメブロにブログが移転したりしてチェックし忘れていたら、Fantastic Plastic Machine(ファンタスティック・プラスチック・マシーン)こと田中知之がデビュー15周年を迎えるにあたり、FPMに芸名変更、6枚目のオリジナル・アルバム「FPM」(2009年12月)を年末に発売。
貫禄、別格のグルーヴ感です。
実は、「GROOVE WINTER 2010 サウンド&レコーディング・マガジン2010年2月号増刊」のFPMへのインタビューで、「FPM」(2009年12月)の発売を発見。
クラブ・カルチャーで大活躍、国内外のブランドのパーティーでも引っ張りだこのFPM、ビジネスマン系「ながら仕事」リスナーの会計事務所のおじさんとは、接点がなかなかありません(笑)。
しかし、ダンス・ミュージックだけでなく、リスニングにもしっかり対応したポップさを兼ね備えている点が、FPMの稀有な魅力で、その音楽のクオリティーの高さは細野晴臣の後を受け継ぐ「平成の音楽王」という印象。
新作、「FPM」(2009年12月)も、貫禄、別格のグルーヴ感、堂々のクオリティー。
上記のインタビューによると、ダンス・ミュージックというのは、アレンジのことだけでなく、音圧、音の鳴り、分離、解像度といったポテンシャルのことだと思うと言い、そのポテンシャルという面では本作はものすごく自信があると語るFPM。
さすが、時代を読む目というか、読む耳は、「平成の音楽王」。
なんでも、7曲目「マッドネス(Madness)」は、個人的には過去最高のキックの鳴りとのこと。
・You Tube上の2曲目「ウィズアウト・ユー(Without You)」のプロモーション・ビデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=3rBIqAlLADM
MONKEY MAJIK(モンキー マジック)のヴォーカルをフューチャーした本曲は、リスニングにもピッタリ。
ところで、本作とは関係有りませんが、ハイ・ブランドに無縁の私は全く気が付かなかったのですが、2009年4月には、村上隆がLouis Vuittonのために制作した新作アニメーション「SUPERFLAT FIRST LOVE」の音楽を担当したようで、これが最高。
・You Tube上の「SUPERFLAT FIRST LOVE」の映像。
http://www.youtube.com/watch?v=L2DfKWU5-zc
これぞ、ジャパニーズ・クール!
閉塞感漂う音楽界で、元気元気のFPM、他のミュージシャンも見習って欲しいものです。
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