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大変失礼ながら代表作と呼びたくなる、「外仕事」のベスト盤。土岐麻子(ASAKO TOKI)「VOICE~Works Best~」

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 ベスト盤「ミドル&メロウ・オブ・土岐麻子(middle&mellow of ASAKO TOKI )」(2009年4月)が直前に発売されていたことも有り、発売に気付かずご紹介が遅れた、土岐麻子(ASAKO TOKI)の他アーティストとのコラボレーション、カヴァー、CMなどのいわゆる「外仕事」のベスト盤、「VOICE~Works Best~」(2009年9月)。

 2008年の私のベスト・トラック、くるり(Quruli)「さよならリグレット」に代表されますが、土岐麻子(ASAKO TOKI)の「外仕事」は本当に素晴らしく、もはや「外仕事の女王」の次元。

 「VOICE~Works Best~」、大変失礼ながら代表作と呼びたくなる名曲のオンパレードです。

 まず、何と言っても素晴らしいのは、17曲目のくるり(Quruli)「さよならリグレット」(2008年9月)。

 「和」を感じさせる名曲です。

・You Tube上の「さよならリグレット」のプロモーション・ビデオ。

 http://www.youtube.com/watch?v=7z1OVrUZb9s

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 個人的には思い入れのあるMansfield(マンスフィールド)こと池田正典の傑作「マンスフィールド・ポップ(Mansfield Popp)」(2002年)収録、4曲目「Motor city popp」も今聴いても色あせない素晴らしさ。

 当時は、土岐麻子自体は印象に残りませんでしたが、池田正典のFPMにも負けないグルーヴィーなトラックに土岐麻子のあっさり風味の声がマッチ。

 池田正典にはまたMansfield(マンスフィールド)名義でポップな作品をぜひ作ってもらいたいところです。

 シンディ・ローパー(Cyndi Lauper)トリビュート・アルバム「We Love Cyndi-Tribute to Cyndi Lauper-」収録の「The Goonies ’R’ Good Enough」、「家族時間~NHKみんなのうたカバー集~」(2008年12月)収録の工藤順子作「キャベツUFO」といったカヴァー曲にも土岐麻子の声の映えること。

 ところで、本盤は、「Interlude」と称して、お笑いのバカリズムとのギャグが曲間に入っており、音楽だけならなお良しというところですが、土岐麻子だけでなくバカリズムも声が良いので聞き流していれば音楽CDとして支障は感じないといったところ。

 ただし、最後のトラックが音楽でないのはすごく違和感有り。

 これまた失礼ながら、音楽性は他人に委ね自らはヴォーカリストに徹する形態が一番あっているような気もする土岐麻子、Cymbals(シンバルズ)の再結成、期待したいところです。

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