サイゼリヤの科学的原価改善。「サイゼリヤ 65億円の最終黒字に 今期上方修正 原価改善が寄与」(2010年1月13日付日本経済新聞より)
2010年1月13日付日本経済新聞の投資・財務面によると、サイゼリヤは12日に2010年8月期の連結最終損益が65億円の黒字になる見通しと発表したとのこと。
前期はデリバティブ損失があり48億円の最終赤字でしたが、当期は、営業利益が31%増の120億円になるなど、その原価改善には目を見張るものが有ります。
■サイゼリヤの科学的原価改善
2009年12月21日付日本経済新聞に、「経営の視点 デフレ嘆く前に常識疑え サイゼイリヤ、科学で安さ生む」という記事で、サイゼリヤの恐るべき科学的原価改善が紹介されていました。
すべての業務を原理原則に立ち返って日々考えるというのが基本。
例えば、店内掃除に関しては、なぜ掃除機を使うのか科学的解析を交えて考え抜き、行き着いたのが120センチ幅の原始的なモップで、掃除機で1時間かかる作業が30分になったとのこと。
■上記から感じること
「原理原則に立ち返って日々考える」、その作業の絶え間ない実践が同業他社に大差つける収益力を生むサイゼイリヤ、事業再生はもちろん中小企業経営のあらゆる局面で見習わさせていただきたいと思います。
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