ノーナ・リーヴス(NONA REEVES)、西寺郷太の最高傑作と言いたくなります。「新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書」
少々ご紹介するのが遅くなりましたが、以前に当ブログでもご紹介させていただいていた、ノーナ・リーヴス(NONA REEVES)、西寺郷太のマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)本、「新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書」(2009年9月)が期待通り抜群に面白い。
ミュージシャン、西寺郷太には失礼かもしれませんが、彼の最高傑作と言いたくなります。
西寺郷太がマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)本を執筆する動機については、彼のブログ「LIFE」のこの記事によると、マイケルのファンは沢山いても、長く深く歴史的・人物的・音楽的に研究して伝えられる人が日本にはほとんどおらず、これまでの低評価、論評、研究のされなさぶりにはびっくりしていて、自分の持っている知識・研究が必要とされると思ったとのこと。
何でも西寺郷太が出演しマイケルを特集したNHK-BS2の「熱中夜話」は、史上最高視聴率でオン・デマンドでは大河ドラマさえ超えて一位だったらしい(追悼編もあったようですので、オン・デマンドでぜひ見てみたいと思います)。
西寺郷太のマイケル本、私の当初の予測では、「ジャクソン兄弟物語 2009」とか、 「(仮説)We Are The World の呪い」とか、 「マイケル・ジャクソンと小沢一郎についての一考察」といったブログの妄想的な記事から、ジュリアン・
ところが、発売された「新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書」(2009年9月)ですが、「教科書」というタイトルのとおり、マイケルへの溢れんばかりの愛情はそのままに、万人向けの大変読みやすい内容。
書籍には転載されていない愛情に満ちたジュリアン・
「新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書」、西寺郷太のブログ「LIFE」をお読みになる際のBGMにはぜひこの曲を。
カフェ・アプレミディ、フリー・ソウル、サバービアなどで有名な、橋本徹の選曲によるベスト盤、歌うは西寺郷太、ノーナ・リーヴス(NONA REEVES)「フリー・ソウル(FREE SOUL)」(2006年) 収録、ジャクソン・ファイヴ・メドレー(J5 MEDLEY:I WANT YOU BACK/ABC/THE LOVE YOU SAVE)。
西寺郷太によると、このメドレーは、ジャクソンズ(The Jacksons)「ザ・ベスト・ライヴ(The Jacksons Live!)」(1981年)収録曲のカヴァー。
そして、本書でも西寺郷太がマイケルの絶頂であったと指摘する、長年の確執の相手ベリー・ゴーディ・ジュニア(Berry Gordy, Jr.)=モータウン(Motown)への完全勝利、ムーンウォーク(Moonwalk)の初披露が行われた、1983年3月25日のモータウン25周年コンサート(Motown 25: Yesterday, Today, Forever)でのメドレーもこれと似た形。
You Tube上のモータウン25周年コンサートジャクソン5・メドレー、それに引き続きムーン・ウォークの初披露の「ビリー・ジーン(Billie Jean)」の映像。
http://www.youtube.com/watch?v=UDGlvH3aTo8
http://www.youtube.com/watch?v=3CPFhlQDIrY
以前にも当ブログでご紹介したこの時のマイケルの映像、「スリラー(Thrieler)」などのプロモーション・ビデオよりも凄みを感じ、何度見ても素晴らしいですね。
西寺郷太、今後は音楽家だけでなく、文筆家としての活躍も期待させていただきます。
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