「音楽水道時代」を象徴する強烈な71枚組ボックス・セット。マイルス・デイヴィス(Miles Davis)「The Complete Columbia Album Collection(ザ・コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション)」
私が命名させていただいた言葉、「音楽水道時代」とは、インター・ネットの発達、機材の進化によるリマスタリング技術の向上・新録音コストの著しい低下等により、過去から現在に至るまでのあらゆる音楽が気軽に楽しめる、「ただのように音楽が溢れる」現代の音楽アーカイブ状態のこと。
その「音楽水道時代」を象徴する強烈なボックス・セットが、マイルス・デイヴィス(Miles Davis)「The Complete Columbia Album Collection(ザ・コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション)」(US:2009年11月)。
マイルス・デイヴィス(Miles Davis)のコロンビア・レコード(COLUMBIA RECORDS)での全アルバムを、オリジナルを復元した紙ジャケット仕様で収めたボックス・セットで、CDが70枚、DVDが1枚の合計71枚セット。
現在のamazon価格26,090円ですから、1枚当たり何と、26,090円÷71枚=367円です。
CD70枚+DVD1枚の合計71枚セット、いったいどんな大きさとおそれていたら、意外にコンパクト、ザ・ビートルズ(The Beatles)のステレオ・ボックス、通称「黒箱」より場所をとりません。
この値段なので期待はしていませんでしたが、Made in the EUらしき紙ジャケットは、日本の世界一基準の紙ジャケットと比べればそれはお粗末。
思わず、「金羊社にやらせろ」と叫びたくなりますが、そうしたらこの値段は間違いなく無理。
音のほうは、最新リマスターかどうかよくわかりませんが、いくつか聴いた限りでは全くストレスを感じさせない良い音です。
ザ・ビートルズ(The Beatles)のボックス・セットでさえ、あんなに苦労したのに、CD70枚+DVD1枚の合計71枚、全部聴ききれるのか自信はありませんが・・・。
日本サイドは苦慮しているのではないかと思われる、廉価版の紙ジャケ・リマスター・全作ボックス・セット、保管にも便利ですし、申し訳ありませんが、リスナーとしては歓迎させていただきます。
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コメント
そうなんですよね、爆安ですよね、これ。
僕もチェックしてました。
まるで1枚単価はレンタルCDみたいな値段ですよね。
実はマイルスはほとんど持ってないので、買おうか買うまいか、悩んでます。
う〜む…。
投稿: K2 | 2009年12月 8日 (火) 01時30分
K2さん、コメントありがとうございます。
1枚当たりにしてみれば、音楽配信も吹っ飛ぶ安さだと思います。
何だか、これからは「爆安」CD?が増えてきそうで、期待しています。
投稿: Accounting&Music | 2009年12月10日 (木) 02時48分