杉野英実氏の正に痩身、芸術的なクリスマス・ケーキを今年も。「イデミ・スギノ(HIDEMI SUGINO)」の2009年 クリスマスケーキ 「ロアジス(L’Oassis)」と「エスコバ(Escobar)」
今年もやってまいりました京橋の風物詩、「イデミ・スギノ(HIDEMI SUGINO)」の2009年 クリスマスケーキ。
今年は、グレープフルーツをベースとした「ロアジス(L’Oassis)」と、チョコレートをベースとした「エスコバ(Escobar)」。
例年同様、非の打ち所のない造形美と考え抜かれた素材の組み合わせの妙。
杉野英実氏の正に痩身、芸術的なクリスマス・ケーキ、今年もありがたくいただかせていただきました。
「ロアジス(L’Oassis)」の、「イデミ・スギノ(HIDEMI SUGINO)」による説明文
「まるでクリスマスの夕べを彩るアペリティフのようなお菓子に仕上がりました。爽やかなピンクグレープフルーツのムースと気品のあるライチのムースのマリアージュです。」
カクテルのライチグレープフルーツにヒントを得たものでしょうか。
ケーキとしては珍しいと思いますが、相性抜群。
中にはシャーベット状のものが入っておりその食感も面白い1品。
「フランスのコンフィズリーの店先で透明のセロハンにくるまれたヌガーというお菓子をご覧になったことはありますか?噛むほどに甘く、木の実の香りが口の中に広がる、幸せな記憶。この小さなかわいいお菓子をイメージして、チョコレート菓子に仕上げました。」
テリーヌのような造形美が実に美しい。
味の方は、中に入っている杏のジュレのアクセントが面白い。
2006年:楕円形と円形、2007年:四角、2008年:楕円形と円形というヒストリカルデータから、2009年は四角かとおもったら見事に予想をはずされましたが。
2006年放送のNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、味に直接関わる仕事は自らが行い人任せにせず、腱鞘炎でぼろぼろになりながらも妥協を許さない仕事振りが紹介されていた杉野英実氏。
最近は、以前ほどの行列はなくなりましたが、開店時刻が10:00から11:00に変更になったり、休業日が多くなったり、杉野英実氏の体の状態が心配されます。
杉野英実氏の正に痩身の芸術的なクリスマス・ケーキ、来年もぜひとも期待させていただきます。
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