くるり(QURULI)の岸田繁のソング・ライターとしての才能に脱帽。オムニバス「くるり鶏びゅ~と」
10月21日は、私が注目しているアーティストの新譜がどどっと発売。
それらの注目盤を押しのけて、真っ先にご紹介するのは、意外なことに、くるり(QURULI)へのトリビュートのオムニバス・アルバム、「くるり鶏びゅ~と」(2009年10月)。
anonymass、andymori、矢野顕子、奥田民生、木村カエラ、曽我部恵一、ハンバートハンバート、高野寛、Fantastic Plastic Machine(FPM)、MASS OF THE FERMENTING DREGS、9mm Parabellum Bullet、松任谷由実、LITTLE CREATURES、二階堂和美、キセル、世武裕子(以上曲順)といった参加アーティストの見事の仕事振りも素晴らしいが、とにかく、曲がよくて気持ちが良い。
くるり(QURULI)の岸田繁のソング・ライターとしての才能に脱帽です。
まず、トリビュート・アルバムなのに何でこんなに力が入っているのだろうと思うぐらい(笑)、永野鉄兵(WORLD'S END GRAPHICS)による、鶏肉の缶詰のジャケットが素晴らしい。
ぜひ、CDを買って手に取っていただきたいのですが、立体感のある缶詰の印刷が素晴らしく、金色の実に鮮やかなこと。
音の方は、参加アーティストのくるり(QURULI)へのリスペクトが伝わってくるとともに、これはノイズマッカートニーレコードのレーベル・プロデューサーであるくるり(QURULI)の佐藤征史の功績なのか、アルバム全体のトータル感が素晴らしく、全体を通して何回も聴きたくなります。
特に、私が気に入っているのは、YMO関連での活躍もめざましい権藤知彦のanonymass(アノニマス)「赤い電車」、注目の新人andymori(アンディモリ)「ロックンロール」、素晴らしい小田和正バージョンも記憶に新しい奥田民生「ばらの花」、カントリー・フレイバーのハンバートハンバート「虹」、ライトなサウンドに新しさを感じる高野寛「ワンダーフォーゲル」、意外といっては失礼な程ピッタリはまった松任谷由美「春風」といったところ。
大変申し訳ありませんが、良いサウンドなのに曲のキャッチーさが足らないなぁと思っていたのが、くるり(QURULI)の曲でピカっと輝いて聴こえるアーティストが結構多いような気がいたします。
くるり(QURULI)には、このぐらいの名曲ぞろいの新作オリジナル・アルバムを期待したいですね。
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