快調、21世紀の日本に突如現れた、ピュア・ブラック・ロックン・ロール。THE BAWDIES(ザ・ボウディーズ)「IT’S TOO LATE 」
先日ご紹介したように、私の2009年最大の発見、THE BAWDIES(ザ・ボウディーズ)。
THE BAWDIES(ザ・ボウディーズ)のニュー・シングル、「IT’S TOO LATE 」(2009年11月)が到着。
小西康陽のレディメイド・インターナショナル(readymade international)出身、solla inc.の吉永祐介氏による相変わらずクールなジャケットの「IT’S TOO LATE 」は、LOVE PSYCHEDELICO(ラブ・サイケデリコ)のNAOKI プロデュースの新曲1曲と、35分超にも及ぶ9曲メドレーのライヴ。
21世紀の日本に突如現れた、ピュア・ブラック・ロックン・ロール、快調です。
You Tube上の「IT’S TOO LATE」のプロモーション・ビデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=ZDRQajgohyE
このスタイリッシュさがTHE BAWDIES(ザ・ボウディーズ)の魅力。カッコいい!
このMusicshelfの竹部吉晃氏によるTHE BAWDIES(ザ・ボウディーズ)のRyo"ROY"Watanabe(渡辺 亮:Vo/B)とYoshiro"JIM"Kimura(木村 順彦:G)へのインタビューによると、サム・クック(Sam Cooke)の「ハーレム・スクウェア・クラブ1963(One Night Stand! Sam Cooke Live at the Harlem Square Club, 1963)」は最高のライブアルバムで、サム・クック(Sam Cooke)が憧れの人と語るROY。
「IT’S TOO LATE」のライヴ音源も、「ハーレム・スクウェア・クラブ1963(One Night Stand! Sam Cooke Live at the Harlem Square Club, 1963)」の影響なのか、歌い出しの誤りとか、チューニングの狂ったギターとか、臨場感を重視しそのまま収録。
でも、サム・クック(Sam Cooke)もそのスタイリッシュなスマートさが、他のソウル・シンガーと一線を画す魅力と思う私としては、実は、THE BAWDIES(ザ・ボウディーズ)のライヴも、その熱さの中でも常に折り目正しい、ROYの育ちの良さを感じさせるその敬語的言葉使いに魅力を感じました(笑)。
ちなみに、メドレー5曲目「プリティ・ヴェイカント(Pretty Vacant)」は、セックス・ピストルズ(Sex Pistols)のカヴァーで、スタジオ・バージョンは、「P・T・A! ~ピストルズ・トリビュート・アンセム(P・T・A! ~Pistols Tribute Anthem!)」(2009年3月)収録。
メドレー9曲目「ホワッド・アイ・セイ(What'd I Say)」のレイ・チャールズ(RAY CHARLES)は好きだけど、セックス・ピストルズ(Sex Pistols)の影響はあまり受けていないなんて、新世代だなぁ。
You Tube上の、メドレー7曲目の「EMOTION POTION」と本盤未収録「KEEP ON ROCKIN’」の2009年8月28日「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2009」 でのライヴの映像。
http://www.youtube.com/watch?v=tlHrMoawZxo
野外フェスでも大人気のようです。
THE BAWDIES(ザ・ボウディーズ)、今年、最も注目すべき新人です。
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