最新リマスターによりさらに磨かれた味わい深さ、やっぱり一番好きなアルバムです。「ザ・ビートルズ(The Beatles)」(通称:ホワイト・アルバム(The White Album))
2009年9月9日、ザ・ビートルズ(The Beatles)の最新デジタル・リマスター盤CDが全世界でリリース。
過去と現在の音楽を同じ土俵で聴き比べ出来る音楽アーカイブ時代、とかく神格化されがちなザ・ビートルズ(The Beatles)ですが、リマスターによりいったいどう聴こえるのか興味津々。
私も早速、ステレオ・ボックス、モノ・ボックス、ダブルで入手してみましたが、やっぱり一番好きなアルバムは、「ザ・ビートルズ(The Beatles)」(通称:ホワイト・アルバム(The White Album) オリジナル盤:1968年11月、最新リマスター盤:2009年9月)。
その 味わい深さが、最新リマスターによりさらに磨かれました。
「ザ・ビートルズ(The Beatles)」(通称:ホワイト・アルバム(The White Album))ですが、なんといっても、イギリスの芸術家リチャード・ハミルトン(Richard Hamilton)の手によるジャケットがクール。
エンボス加工による浮き彫りのバンド名と、個別のシリアル・ナンバーが打刻されただけの真っ白なジャケットは、ミニマムの極地。
ただし、冒頭写真のとおり、通常のステレオ・最新リマスター盤は、りんごとザ・ビートルズ(The Beatles)のロゴ入りのエコ・ジャケットで、当時のイギリスのオリジナル・アナログ盤を忠実に再現しているのは、日本が誇る金羊社によるモノボックス収録のもののみ。
ちなみに、モノボックスのジャケットはインターネット上の画像は真っ白なだけでアップしても意味がなく、質感までをも表現できないインターネットの限界を感じます(笑)。
サウンドの方は、万華鏡のようなバラエティの豊富さと、初めて導入された8トラック・レコーディングの影響なのか音像の深みが印象的。
前回ご紹介した、、「ラバー・ソウル(Rubber Soul)」 (1965年12月)で生まれた、アーティスティックなジャケット、多様なサウンドの導入、アルバムの全体感の重視等のLP文化のスピリットが、見事に花開いたアルバムという感じがいたします。
よく、この「ホワイト・アルバム(The White Album)」については、完成度が高くないような指摘がありますが、アルバム全体を聴いたときの余韻というか満足感は、個人的には、「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band)」(1967年6月)よりも上だと思います。
また、この「ホワイト・アルバム(The White Album)」から、ステレオ・ミックスも重視されだした関係もあるのか、本盤は音はステレオ・ミックスで楽しむ方がベターのようです。
日本盤ステレオ・ボックスには日本語訳付が付録となっている、You Tube上の「ザ・ビートルズ(The Beatles)」(通称:ホワイト・アルバム(The White Album))のミニ・ドキュメンタリーの映像。
http://www.youtube.com/watch?v=rhhfqD8oKfc
アルバム製作前にジョージ・ハリスンの呼びかけで出かけ、本アルバムの多くの曲が作られたインドへの瞑想修行旅行の様子がよくわかります。
インドへの瞑想修行旅行が、「ホワイト・アルバム(The White Album)」の複雑な味わいを生む多様性をもたらしていることは間違いないでしょう。
CD1が「ジュリア(Julia)」、CD2が「グッド・ナイト(Good Night)」というメロディアスで心休まるナンバーで終わる点もポイントが高い、「ホワイト・アルバム(The White Album)」、ザ・ビートルズ(The Beatles)作品で、やっぱり一番好きなアルバムです。
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