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ザ・ビートルズ(The Beatles)デジタル・リマスター盤発売直前にリリースされた、最もリマスターにオープンに思えるFAB4のベスト・アルバム。ジョージ・ハリスン(George Harrison)「オールタイム・ベスト(Let It Roll Songs By George Harrison)」

H210911_let_it_roll  オリジナル・アルバムの本格的なリマスター盤未発売の最後の大物、ザ・ビートルズ(The Beatles)が、2009年9月9日、ようやく最新デジタル・リマスター盤を全世界でCDリリース。

 過去と現在の音楽を同じ土俵で聴き比べ出来る音楽アーカイブ時代、とかく神格化されがちなザ・ビートルズ(The Beatles)ですが、リマスターによりいったいどう聴こえるのか興味津々。

 私も早速、ステレオ・ボックス、モノ・ボックス、ダブルで入手しましたが全部聴くのがそれは大変。

 途中経過で、お知らせすれば、完全初回生産限定盤の「ザ・ビートルズ モノ・ボックス(The Beatles In Mono)」(2009年9月)はかなり良いと思います。

 というわけで、今回は、ザ・ビートルズ(The Beatles)デジタル・リマスター盤発売直前にリリースされた、最もリマスターにオープンと思えるFAB4、ジョージ・ハリスン(George Harrison)「オールタイム・ベスト(Let It Roll Songs By  George Harrison)」(2009年7月)の方をご紹介させていただきます。

 注:コメント欄でK2さんがご指摘の通り、ジョン・レノン(Jhon Lennon)の方が、リマスター化の早さ、オリジナル・アルバム数に対する割合は上のようです。)

 ザ・ビートルズ(The Beatles)のメンバーのソロ・アルバムでさえ、デジタル・リマスターにかなり保守的。

 どうも原音に忠実というのが不文律らしく、全部聴いたわけではありませんが、ベスト盤ですらマスターをほとんどいじらないように思われ、音がすごく良くなったという印象がほとんどありません。

H210911_the_concert_for_bangladesh  そんな中、2001年に残念ながら亡くなってしまった本人の意向を遺族である奥さんのオリヴィア・ハリスン(Olivia Harrison)が引き継いでいるのか、最もリマスターにオープンなのがジョージ・ハリスン(George Harrison)と思われ、多くの作品がこれまでもデジタル・リマスターされています。

 中でも、2005年の「バングラデシュ・コンサート(The Concert for Bangladesh)」(1972年)のリマスター盤は、非常に音が良く、リマスター盤の傑作といってもよい出来でした。

 「オールタイム・ベスト(Let It Roll Songs By  George Harrison)」(2009年7月)は、選曲を奥さんのオリヴィア・ハリスン(Olivia Harrison)が担当、リマスターをジョージ・マーティン(George Martin)の息子のジャイルズ・マーテイン(Giles Martin)が担当。

 Amazonのカスタマーレビューを見ると、おそらくコアなファンの方が多いせいかかなり厳しい意見が多くてびっくりしましたが、ライトなファンの私としては、ベタな選曲、良い音質と言う点で、単純に楽しめる良いベスト・アルバムだと思います。

 ただし、日本語タイトルが「オールタイム・ベスト」というように、ビートルズ時代の曲も含めたかったのか、「バングラデシュ・コンサート(The Concert for Bangladesh)」からビートルズ時代の3曲を収録していますが、「バングラデシュ・コンサート」の魅力は他の曲にあるような気がし、その点若干不満が。

 以前の記事でもご紹介したように高野寛も今注目しているという、名作「クラウド・ナイン(Cloud Nine)」 (1987年)の曲が、私も一番今の気分でしょうか。

・堂々の1曲目、「セット・オン・ユー(Got my mind set on you)」のYou Tube上のプロモーション・ビデオ。

 http://www.youtube.com/watch?v=-_niy2ZM5Jo

・8曲目、「ディス・イズ・ラヴ(This Is Love)」のYou Tube上のプロモーション・ビデオ。

 http://www.youtube.com/watch?v=IBqo7Yr2HGk

 スペイーシーなスライド・ギターが最高です。

・13曲目、「FAB(When We Was Fab)」のYou Tube上のプロモーション・ビデオ。

 http://www.youtube.com/watch?v=DET45Tr421s

 ビートルズ時代を回想した曲。

 ザ・ビートルズ(The Beatles)のリマスター盤を聴く前のオープニングとして、最適。

 エレクトリック・ライト・オーケストラ (Electric Light Orchestra) 等のジェフ・リン(Jeffrey Lynne)の音楽は、私が好きそうなタイプの音楽ながら、今ひとつ味わいに欠け琴線に触れないのですが、ジョージ・ハリスン(George Harrison)と組むと良いだしでもでるのか抜群の味わいの音楽に変わるような気がいたします。

 ザ・ビートルズ(The Beatles)の最新リマスター盤も出たことですし、他のメンバーのソロ・アルバムの最新デジタル・リマスターにもこれからは期待したいところです。

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コメント

僕、「バングラ・デシュ」のリマスター(いや、実はリミックスでしたが)はダメなんですよね…。

ところで、最もリマスターにオープンなのはジョン(というか、ヨーコさん)でしょうね。
だって、あの「イマジン」を含め、大半のアルバムのオリジナルを廃盤にし、「リミックス」で統一しちゃったのですから!

投稿: K2 | 2009年9月12日 (土) 23時25分

K2さん、コメントありがとうございます。
なるほど、「バングラデシュ」の印象が強かったのでジョージと思わず書いてしまいましたが、ベスト・アルバムを含めて、ジョンの方がリマスターが一歩早く進んでいましたね。
私のジョン・レノン音痴ぶりがバレてしまいました。
今回のビートルズの最新リマスターの関係者のインタビューを読んで、決して「リミックス」してはならない「リマスター」の苦労がよくわかりました。
私は自分が気持ちよければどちらでもいいんですが。

投稿: Accounting&Music | 2009年9月14日 (月) 03時17分

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